宝塚を観て感じた好きなこと・楽しいことをここには書きたいと思っている。

 

「人生は短すぎて退屈している暇などない」ってエリザベートのマックスパパも言っているように、宝塚を観ていると、感動も興奮もトキメキも萌えも次から次へと感じるから、ネガティブな感情にフォーカスしている時間がもったいないとも思っている。

 

でも、どうにもモヤモヤすることがあるので、ちょっと書きながら整理をしたい思う。なので、今日はいつもに増して私のグダグダした長い長い呟きになってしまいました。なので、どうしようもなく潰れない時間がおありでしたら、時間潰しに斜め読みぐらいでお付き合いいただけると嬉しいです。

 

 

 

 

『神家の七人』の千秋楽映像をタカラヅカニュースで見た。今週の初めに見たときも感じた違和感というかモヤモヤをまた感じた。

 

 

終演後のご挨拶の様子のこと。

 

「薔薇という名の花は、名前を変えても香りは変わらない、名前に意味はない」ってロミオとジュリエットは歌っていたけれど、名前ってやっぱり思いが込められたものだと思う。

“氏名は使命”って聞いたこともある。

 

ましてや芸名となると、どの音どの文字をどう組み合わせて、どんなイメージを訴えるか考えて、プロデュースの最初の一歩のように思う。(宝塚以外なら本名を使うという選択も含めて)

芸名そのものがブランドなんじゃないかと思う。

 

 

『神家の七人』では初日でも千秋楽でも、主演の轟悠さんが他の出演者8人を一人ひとりお名前を呼んで紹介されていた。

今日見た千秋楽の映像では「専科より汝鳥さん、一樹さん、悠真、華形、そして月組より早乙女、春海、蒼瀬、周旺」って。

一般に公演で主演(座頭)さんが出演者の名前を一人ずつ呼んで紹介するって、人数が少なくってもきっと珍しいことなんだろうと思う。主演さんからの思いやりなんだと思う。

 

でもどうしてフルネームじゃないんだろうって、どうしても気になった。

紹介じゃなくてご挨拶の話の中で、出演者の名前が出てくるのなら、苗字だけでも違和感はなかったと思う。でも出演者紹介だったから気になった。

 

プログラムを見たり劇団公式サイトを見れば、出演者のフルネームはすぐに分かるけれど、それぞれの出演者が真剣勝負をかけたパフォーマンスの後の紹介なんだから、その方のブランドイメージを背負っているフルネームで紹介した方が、主演さんからのカンパニーメンバーへの思いが伝わりやすいんじゃないのかな?と気になったし、紹介されるメンバーも嬉しいんじゃないのかな?と思った。

・・・ん〜大きなお世話だなぁ

 

 

 

何度目かのカーテンコールで幕が上がると、轟悠さんが白い猫のぬいぐるみを抱えておられた。物語の中で汝鳥伶さんの役に関わりのあるジャスミンという名前の猫らしい。

そして「ジャスミンのことをよろしくお願いします」とぬいぐるみの手を持って客席に振って見せたあと、それまでこのジャスミンをずっと抱っこしていた汝鳥伶さんに向かって高く放り投げ渡した。

汝鳥伶さんがナイスキャッチされたからホッとした。

 

気心の知れた仲だからこそのおふざけなんだろうと思う。

でもさっきまでまるで出演者の一員のように扱っていたジャスミンなのに、その投げ上げ方を見て物扱いされているように感じて、悲しかった。

名前のことの流れでモヤモヤしたまま見ていたから、とっても主観的でバイアスかかりまくった見方だとは思う・・・

 

 

 

 

以前見た別の公演のNOW ON STAGEや終演後の突撃レポートで、他の共演者がお話しされている途中に、急に思いがけない話をメンバーに投げかけられていたことも思い出してきたな・・・

 

それに、今年初めのタカラヅカニュースの「どっち?どっち?Special」のコーナーでは、「利きウィンクは?」の質問に両方と答えられて、ウィンクで決めるコーナーの締めでは両方を同時に瞑って、「えーーーーっ!それ瞬きっ!」ってびっくりしたこともあったな・・・

 

 

そう思うと、かなり自由人というか、実はかなり天然な方なのかも・・・

 

 

 

確かにどれだけ自由人でも天然でも、表現者であれば芸で勝負なんだと思う。

轟悠さんは男役芸の1つの極みにおられる方だと思う。(他にも極みのカタチはいくつもあるだろうとは思うけれど)

 

ただヅカファンは、そのジェンヌさんの背景も含めて応援したりファンになったりすることが多いように感じる。

少なくとも私は子どもの頃や音楽学校時代や初舞台の頃や、そして今のオフステージでのエピソードも含めて、そのジェンヌさんに嵌っているから、どうしても公演のパフォーマンス以外のことなのに、こんなに反応してしまったのかも知れないな・・・

 

 

 

あ〜何となくモヤモヤの奥がちらっと見えてきた気がする。

 

私の思い込みのせいかな、きっと。

 

主演さんなんだからこうあるべき、とか、研究科30年を超えておられるんだからこうあるべき、とかとか・・・

 

そっか・・・

そうかも知れない・・・

であれば、この思い込みを自分でこれからどう扱うか、ということ。

 

と、何となく落ち着き先を見つけられたような気がします。

 

思い込みって悩みのタネになるけれど、思い込みは価値観からくるものでもあるので、一概に何でもかんでも手放せばいいとは思っていないから、ひょっとしたらこれから先もしつこくモヤモヤすることはあるかも知れないなとも思う。

 


本当にだから何なんだっ!なグダグダに、ここまでお付き合いいただきありがとうございます。

心からの感謝を込めまして、本当にありがとうございました。

 

 

いつもポチっと、ありがとうございます(=^.^=)  


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