Buona sera, りょうきです。
朝。ゆっくり起き出して、マサラチャイとバタープレッツェルの朝ごはん。
その後アイロンをかけたり食洗機の下とかを拭いたり。
午後。いつもの癖で「晩ごはん、何にしようか」とつぶやく。
朝にキッチンを磨き上げたので、早速何かを作る気は起きず。
…あ、そうだ。
お出かけの用意。ヘルムート・ラングのデニムに、シルバノ・マッツァのチャッカブーツ、いい感じに縮み上がったオックスフォード生地のシャツに、スクーカムのカーディガン。
いつもの廃盤ゆるコーデで、愛車を離陸させて実家へ飛ぶ。
帰ると、自分の部屋になぜかモンクレールがたくさん吊られている。
よく見るといろんなサイズであり、これは明らかに親父の企みである。
なるほど。息子も同じようなことをしております。
仏壇前。廃盤ゆるコーデのまま、般若心経と観音経。ただいま。
犬を充電する。最近は小さなダウンベストを被っている。まだ大丈夫。
家に誰もおらず静かなので、いつもより長く充電する。これで大丈夫。
部屋に戻り、本棚を漁る。あった。これ買ったのは、俺だっけ親父だっけ。

うひゃあ着丈が長ーい。パンツの裾巾も23cmくらい?

しかもブリオーニのスーツが35万円だと。今だと90万円ですぜ。

フェレ御大のお元気な姿だ!今やミラノの3Gは、アルマーニ御大だけに。
注)ミラノの3G=世界的なデザイナー3英傑
=GIORGIO ARMANI(ジョルジオ・アルマーニ)
=GIANNI VERSACE(ジャンニ・ヴェルサーチェ)
=GIANFRANCO FERRE(ジャンフランコ・フェレ)
年代物の雑誌を手に、いつものお好み焼き屋さんに向かう。
いつもの場所に車を駐機させ、しかし今日は一人でお店に入る。
手に持つは、キーと財布と雑誌のみ。
つまり実に25年もの歴史を持つお店で、注文したお好み焼きが出てくるまで同等の年代物の雑誌を眺めて待つ算段です。粋でしょう。
これって、クラシックボトルが置いてあるバーとかで年代物の写真集を眺めるオツな趣味と、要するに同じ愉しさなのではないか。
「あっぱれ焼きジャンボ」が出てくる。目玉焼きが乗っている。
おっと思ったら、「サービスよ」とお母さんが小声でおっしゃる。
スマホは機内に放置。こういうのは、もう全身全霊でもって楽しむもの。
もちろん雑誌も閉じ、無心でお好み焼きだけを堪能する。ありがとうございます。
お店は、平日の夜なれど賑やかである。閉めてしまう話は、実は何かの間違いとか?
食べ終わる頃合いで、ひょいとアイスコーヒーが出てくる。
おっと思ったら(略)。お店に入ってから、ありがとうを述べる回数がとても多い。
あぁ幸せだ。しかし愛別離苦とはこのことか。なんということだ。
お店の忙しさがひと段落したのか、お母さんが横に来て話し掛けてくれる。
「今日は珍しくお一人やね、先生」
バレとったんかーい。
「ずっと前から知っとるよ。連れて来てくれる人、みんな先生先生呼んでるし」
そうだよな。だいたい俺のこと先生とか隊長とか呼んでくれるからね。
もういろんな子おりまっせ。空飛んでる子、海外でビル売ってる子、お医者さんもいっぱいいるし、大学で研究してる子も、神戸で家建てる子も、それこそ先生やってる子もおります。
「みんな賢そうな子ばっかりやてね、娘と言うてましたんよ」
ありがとうございます。実際、ええ子ばっかりですわ。
「先生も昔から来てくれてはんのに、お店閉めるの心苦しいわ」
そう。俺、ここしか知らんよ?今後はどこでお好み焼き食べたらいいんですか。
「でももう体もしんどいしね。時の流れには勝たれへんハハハ」
「おばちゃん、ビールと焼きそば!」
「はーい」
マンガみたいに綺麗に会話が終わる。
お会計。お母さんは走って伝票を取りに行き、レジにやってくる。
めっちゃお元気じゃないですか笑。
「こう見えてね、いろいろ痛いのよ笑」
年季の入った電卓を叩きながら、お母さんが笑う。
水曜日がお休みなのと、30日までやっていることを確認して、店を出る。
「ありがとう。また来てね」
ごちそうさまでした。ありがとうございます。また来ます。
仮にですね、帰りにスピード違反とかでケーサツに捕まってもですね。
深妙にしますんで、できればそこのお好み焼き屋さんでいろいろ食べながら調書取ってくれませんかと言う自信すらあります。もちろん安全運転ですけど。
ラングにマッツァで、一人お好み焼きを堪能する。うーむ懐かしい楽しい。
今日のタイトルは、「あっぱれやで、一人食べる」という意味です。マンジオ・ソーロ・イン・アッパーレと読みます。お店の名前が、思いのほかイタリア語に馴染みました。
ところが、イタリア語のソーロというのはaloneでもありonlyでもあるので、「アッパーレでしか食べない」にもなったり。
このお好み焼きコーデ、年内に最大限に使います。お好み焼き食べたい人は、りょうきまでLINE ください。
あぁ、これで今度は俺が充電された。ありがたや。
ごちそうさまでした。
おやすみなさい(^^)