2019年読書カウント:6冊目
ジャンル:エッセイ
自分的評価:☆☆☆★★
ここ数日、ナディア・ムラドさんの「The Last Girl」(投稿記事はこちら)をずっと読んでいて大変つらかったので(読んでいて悲しくなる内容が長いページに渡り展開
)、くすっと笑える本を探して、本書を手に取りましたが、結構自己啓発的な内容で、予想外でした(いい意味で)。
現代ホスト界の帝王(すごい称号)、Rolandさんによる数々の名言と共に、その人生観や価値観などを語る構成になっています。ページ数も少なく、写真のみのページがあったり、名言の一言が1ページを丸々占めていたりで、一瞬で読める、気楽な娯楽に丁度良い本です![]()
(以下、ネタバレ注意)
Rolrandさんの経歴:プロのサッカー選手を目指し青春を全てサッカーに捧げる⇒挫折⇒周囲に流され大学進学⇒秒で辞めてホストになる⇒下積み時代には売れなくて苦労⇒自分のポリシーは曲げずに努力⇒現代ホスト界の帝王に。
周囲の大反対を押し切って、大学の入学式の数日後に退学し、ホストになるって…すごいですよね。普通の感覚ならば、どれだけ授業がつまらなかったとしても、人生の保険の為に、大学はとりあえず卒業しておこうってなりませんか…?本当にやりたいことがあって、かつ、自分にならできると信じられる人間は強いですね。成功に次ぐ成功で波に乗っている時ならば人生を変える選択に対して強気に出られるかもしれませんが、Rolandさんの場合は、サッカーで挫折を味わった後であるにも関わらず、自信が持てたところが凄いと思いました。失敗し、夢破れて、周りにも馬鹿にされ、大学の入学金などを無駄にしたことを延々と親に怒られる未来などは想像しなかったのでしょうか…。
唐突ですが、個人的に気に入った名言ベスト5(笑)
5位:「この部屋が汚いの?それとも俺が綺麗すぎるから汚く見えるだけ?」
4位:「ジャージばかり着ていたら、ジャージが似合う人間になっていく」
3位:「デブは甘え」 (ドキッ…)
2位:「ヴェルサイユ宮殿行ったら、観光じゃなくて内見と思われないか心配だなぁ」
1位:「寝てません。まぶたの裏見てただけです」 笑![]()
読みながら、当初の目的通り、笑わせてもらいましたが、「なるほど~」と思う内容も多々ありました。
この著者、かなり個性的な御仁ですが、お父さんの教育が一風変わっています。「お宅の息子さんが好き嫌いが多くて…」と言った担任に対して、「なんでも好きだとかどっちでもいいって言う人間の好きという言葉に一体なんの価値がありますか?嫌いなものをしっかり嫌いと言えない男にはなるな。そう教えています」と返したとか。この父にしてこの息子あり…。捉え方によってはモンスターペアレントと呼ばれてしまいそうですが、私がこの担任の先生だったら、そうだな~と、逆に説得されてしまいそうです。
「自分の人生なのにエキストラのように生きていくのはごめんだ!」
「自分の心に嘘をつくほど悲しいことはない。理由をつくって自分をだますより、素直になってほしいものは全て手に入れて行く人生の方が楽しいに決まってる」
「自分がそうなりたいと思ったら、素直にそれを目指してみる」
という言葉は、他人の視線や意見に従って、選択をしがちな私には結構響きました。
また、「美」についても、著者が最大限の努力をするのは、ホストとしてのプロ意識もさることながら、「好きな自分でいたい、理想とする自分でいたい、自分のことを嫌いになりたくないという気持ち」を強く持っているからとのこと。すごくわかる。仕事を頑張った日、部屋がきれいな日、やろうと思ったことを完遂できた日、規則正しい生活ができた日、ヘルシーなものを食べた日…理想とする自分に近づけるような日を過ごしたあとは、私も私が好きになってるんですよ。そして逆もまた然り。自分との約束を守って努力していくことが、自信や自己肯定感を育てるのだと思います。しっかりスケジュール管理して、時間をうまく使おう…。あと、「人に見られていない時こそかっこつける」という話にも共感しました。ちゃんとしよう、ちゃんと…(私は先日の休日に一歩も家から出ず、すっぴん+寝間着で過ごしたアラサーです)。
なんだか、脈絡のない感想文になってしまいましたが、お許しください。この本、Rolandさん本人も作中で言っていますが、「自己愛が強い」です。けっこう自己愛の塊で、「俺の話」(あと「俺の写真」)で埋め尽くされています。なので、著者自身のことが、あまり好きではない人には読んでいてキツイ本かもしれません。私は好きですけどね。
