つい最近、岐阜県の飛騨牛の不当表示などで精肉会社がマスコミをにぎわした。
当初の社長の対応は「従業員が勝手にやったこと」と言っていたが、この発言が従業員の反感を買い、社長は前言を撤回し、自分の指示で不正を行ったと発表した。

こういった話を見たり聞いたりすると、消費者を欺いただけでなく、従業員への責任転嫁するその無責任は発言はあってはならない行為と思う人が多いと思う。

しかし、社内の不信感に限って言うと、他人事と言えるだろうか。

先日のある会社では、従業員が経営者の話をまともに聞いておらず、むしろ経営者の言動に不信感を漂わせていた。

そこの経営者の発言はその場、その場で一転二転するため、その度に従業員は右往左往させられ、段々と経営者の話を真剣に取り合わなくなったというのが流れのようだ。

経営者はというと、「うちの従業員は指示通りに動かない。言っても動かない」と言っていた。その発言からは従業員に責任転嫁しているように感じられた。

これでは経営者と従業員との間に信頼関係があるとは言えない。経営者の気まぐれな思い付きや軽はずみな発言が、従業員の不信感の原因であることに本人は気付いていない。

朝令暮改には機動性を発揮するいい面もあるが、度が過ぎると「オオカミ少年」のように誰も動かなくなるリスクがあることをお忘れなく。