先日姪っ子も高校を卒業し、4月からは晴れて大学生に…
又地元の中学生もその後に卒業式を終え、新たな進路に向かって希望溢れる早春の今日この頃…
町のCATVを見ていたら、ちょうど町内3中学校の卒業式の映像が短く流れていました。
ワイド放映は又後日それぞれの学校ごとにあるようです。
性格きつい私のような者でも、“鬼の目に涙”と申しましょうか…
どうも駄目なんですねぇ…
この卒業式と結婚式の親への手紙を読まれているところの映像が…
色んなことに感動しいの私ですので、自分や身内のことでなくても、他人の映像であっても、もうウルウルになってしまいます。
卒業式に流れる音楽は、私たちの頃は定番の「国歌」「仰げば尊し」「蛍の光」「校歌」ぐらいでした。
時代も変わり、娘、息子の時代には卒業式にマッチした楽曲が数曲流れ、先生方に対するお礼の言葉も、又式終了後の部活ごとに集合、円陣を組んで、それぞれはなむけやお礼の言葉を交わしているのも、今では映像で見れるのでずっとずっと感動しますね。
袴姿の先生が先頭を歩かれていましたが、私の高校1年時代のクラスメートの彼女でした。
どっしりと恰幅のある風貌になっておられましたね。
忘れもしません。高校入学早々、まだクラスの仲間の顔と名前も覚えていない時でしたが、その日英語の宿題を忘れて行ったのです。
先生から「授業終わるまで立っておきなさい!」と言われ、自分の席でずっと立っていたことがあります。
その時の1学期の副委員長をされていたのが彼女でした。
それから数十年が経ち、小学時代の子供の学校行事の時に出会い、当時のことを世間話していた時、「入学早々宿題忘れ、勇気のある子やな…」と思っていたと言われ、昔のことやのに覚えておられたことを聞いて、「やっぱり教師になる人やな…」と思った次第です。
私の高校時代は勉強にはついていけなく、
体育は最高10段階の9をいただいた学期がありましたが、数学は一度欠点の2をいただいた学期があり、学年主任、担任と親の四者面談に母親が呼び出され、原付バイクで隣の市の高校まで来てもらった苦い思い出もありますが、茶道部と華道部での活動や、特に3年時代の体育祭、文化祭等のクラスの団結、そして1学年後輩の子に片思いをし、目立たない生徒ではありましたが、スポーツ部で完全燃焼…まさに青春時代を謳歌したという感はありませんが、勉強以外はまあまあ楽しく過ごせた高校時代でしたね。
そんな時代も遠い過去に過ぎ去ってしまいました。
今では自分も半分棺桶に足を突っ込みつつ、子供たちが社会人になり、親の介護をする年齢になりました。
中高生の若者の、はにかんだあの爽やかな笑顔を見るたび癒されますが、自分もそんな時代もあったけど、出会いや別れ…長い年月の間には色んなことを経験し、自分も周りも常に変化し、独身の時にはない新たな苦悩、又小さな喜び、波瀾万丈悲喜こもごもの人生、今を生かされているんだな…
と思います。
でも確実に今まで生きてきた年月よりはるかに少ない、限りある時間しか残されていません。
人の一生の目的は、自己の業深き魂を磨く旅をする為にあり、色んな自分のしてきた因果応報により、出会いや別れ、起き得ることの試練が与えられるそうですが、しいて言えば、過去世の罪滅ぼしをする…悪の行為を善に変える…利他の精神を育む…人としての心を作る…ということに繋がるのでしょう…
その為に仏の教えがあるのですね。
続く………