恩返しには程遠いですが… | フォゲットミーノットのブログ

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昨日は実家の母と、姑が入院している病院に行きました。


両下肢の閉塞性動脈硬化症の治療の10日間程度の入院ですが、血管内カテーテル治療でバルーン、ステントを用い狭窄部分の開大を施し、血流を良くする為の治療でした。

若い頃から足先は冷たかったらしいですが、膝下辺りから足先にかけて紫色をしていました。


昨年、歯科医院に通院していた時に、抜歯した時の出血が身体に負担がかかる薬を飲まれているとか、デイサービスに出かけていた日に、施設の前で転んで血が止まりにくかったことがありました。


定期的に通院している内科消化器科のかかりつけの開業医の先生に、部分入れ歯か総入れ歯を作る治療の抜歯の件、また転んだ時の血が止まりにくかった件で、血液サラサラの薬は飲み続けないといけないのか尋ねた時に、一度診てもらって下さいと総合病院の紹介状を書いて下さったことがありました。


それがきっかけになり、昨年末から心臓、脳、足の血管の検査をしていただき、両下肢の血管が細くなっている部分、詰まりが映像で詳細に分かりました。

2ヶ月弱の飲み薬で様子を見ましたが改善が見られず、血流が悪ければ酷くなると壊死してしまうので、今回のカテーテル治療になったわけです。

高齢になれば、これまでの人生で酷使してきた身体が段々ガタがくるので、色んな病気が出てきても当たり前なのですが、姑も入れ歯治療の通院、昨年の誕生日に転んで大腿骨の骨折の100日間の入院、両下肢の動脈硬化症のカテーテルの3日間の検査入院、今回のバルーン、ステントのカテーテル治療の11日間の入院…とよく病院に通ったものです。

舅も肺気胸や肺炎で入院しました。


私的には夜や深夜に働きたくて働いているわけでもないですが、高齢の親を抱えていれば通院もありますし、いつ何が起きるかわからないので、昼間はどうしてもフリーでないと差し支えが出てくるわけです。



今までなら、実家も嫁ぎ先もお父さんやお母さんと話していましたが、年齢も風貌も動作ももうおじいちゃんおばあちゃんになり、手がかかるようになり、要介護○をいただきデイサービスに通ったり、おむつのお世話になり、物忘れが増えてきて、「親の介護」に直面する昨今になってきました。




世の中の多くの方が、避けては通れない「親の介護」…

これも人生の修行の一つであると思ってはおりますが、何事もない平静な時に穏やかにおれても、いざまさかの時や、自分の時間が少なくなったり、手がかかるようになり時間に追われる、お金の負担がかかる等々…平静でない時にこそ、元々持っている自分の本性というものが、ちらちら顔を出している…
ほんとに思い知らされる今日この頃ですね…



娘も息子も介護士の端くれですので、日々介護の現場におり、たくさんの利用者さまと接しているので、親が経験しないことをしています。

私はたった一人の親と、その時々に向き合うだけですが、親にしゃべっている最中に
「自分の言い方がきついな…」
と感じることは多々あります。


息子にも最近言われました。

病室で姑が汚いことをした時に私が発した言葉に、
「おかん、言い方きついで!」
と後で言われました。


身体の病気や認知症を患って介護を受ける者に対して、きつく言っても仕方のないこと…
自分の本心、本性を思い知るのが「親の介護」なのかもしれません…





                続く……