変則勤務で介護士をしている娘とは、普段めったに一緒に出かけることはないのですが、先日は休日で家にいてたので、気になるお店に「ランチ行こか~!」と誘いました。
そのお店は、普段通る道から集落に入り込まないとわからないお店で、看板もガイドブックにPRも何もされていないので、ほんと穴場というか、隠れ家的なお店です。
同級生の家に行った時に、たまたま近くで目にした「旬菜キッチン」の看板、、、
車庫の前に、焦げ茶色の木の板に白いカラーで
「旬菜キッチン○○/珈琲」と小さな看板があり、その向かいに小さな小屋みたいなお店がありました。
以前から「旬菜」とか、「創作和食」の言葉にアンテナが反応する私なんで、前に来た時にはなかったですが、
「こんな田舎の集落にお店出されているんや!?」
「今度行ってみよ~」
と、、、思っていました。
メニューは450円の和洋モーニングと、600円のちょっとランチ、要予約の1200円の豪華版ランチだけですが、ちょっとランチを頼んだら、ご飯、澄まし汁、茶碗蒸し、ワンプレートに高野豆腐の煮物、ほうれん草のおひたし、卵焼き、ふきのとうの味噌和え、キャベツ、レタス、その他、食後のコーヒーでした。
お店の奥さんと色々お話したところ、3年前までは姫路でお料理のお店をされていたそうですが、実家のお母様の介護のために実家に戻られ、農機具倉庫を改装してちょっとしたカフェ
をされるようになられ、
「儲けのためにしてないので、宣伝はしてないのよ!」
と言われていました。
それこそ、ご近所のおじちゃんおばちゃんたちの「憩いの場」的な感じのお店でしたね。
奥さんは66歳になられていますが、田んぼや畑で自家栽培されたお米や野菜を、「おふくろの味」的にお料理され、特に季節感を大事にされているそうで、茶碗蒸しに菜の花が乗ってたり、ふきのとうの味噌和えが出てきたり、
「今度はわけぎのぬたを出そうかなぁ、、、」と
言われていました。
風貌は〈京都の料理屋の女将さん〉って感じで、背筋が「ピン!」と張っておられたので、
「何かされているんですか、、、?」
と尋ねると、
「今は、社交ダンスを地元の同級生の先生に習っているのよ!」
「姫路にいる時は、子供たちに剣道を教えていたんですよ、、、」
と、言われていました。
やはり顔の相に出るというか、そこらへんの田舎のおばちゃんではないな、、、と思いました。
また今度は、姑や母、友人と一緒に行ってみようと思います。
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