泳げない川になったのは…?(完) | フォゲットミーノットのブログ

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以前、夫の上司に当たる方のお宅に、お中元かお歳暮でシャボン玉商品のギフトセットを贈ったことがあります。



上司の奥様からお礼の電話があり、初めてお話する機会がありました。



奥様は元町の婦人会長をされていた時に、消費者活動で石けん運動もされた方です。



本を出されていて、それを読んだこともあります。



自分たちの町は一番上流にあるので、下流にきれいな水を流すのが責務だとの思いから、当時の町長さんや農協の組合長さんに趣旨を説明し同意を求められ、色々と活動されましたが、そんなに簡単にいきません。


住民の方の意識改革を勧めるのは容易ではありませんでした。



みんな合成洗剤を使っておられます。


そこで農協の組合長に、店舗に合成洗剤を置かずに、石けんだけ置いて下さいとお話され、その理由と合成洗剤の害と、上流の町に住む者としての責任を熱く語り、喧嘩もされました。



その熱意に押され、組合長のGOサインが出たのです。



それからというもの、住民の方たちに普及し、理解を求め、徐々に浸透していき、ましてや農協のお店に合成洗剤も置いてないのですから…。



この方のように、行動を起こすべく立ち上がった方があり、共感される方があり、後押しがあり、継続があり、成就するんですね。



そして今その町の川はきれいです。



私たちの町よりずっときれいで、ある集落の水路には「梅花藻」と呼ばれる藻が、水中の中で白い花を咲かせ、水になびいています。


以前テレビで静岡県の三島市(?)でしたか、富士山の湧き水が流れている柿田川の映像が流れていましたが、めちゃくちゃきれいで、梅花藻が咲いていたのを鮮明に覚えています。



きれいな水にしか咲かないと言われている梅花藻が咲いているということに感動しました。



元婦人会長さんは今は亡くなられていますが、一度お宅にお邪魔した時に、玄関の土間に江戸時代の籠が置いてあり、火鉢も置いてあり、私の好きそうな古民家で、シャボン玉石けんや当時の石けん運動のお話で盛り上がったことが思い出されます。



何でもそうですが、情報操作や捏造から洗脳された頭から真実を見極めることは難しいことですが、
又真実を貫いていこうとしたら、反対や対抗や圧力がありますが、命懸けで行動を起こされている方の思いに一歩でも近づいていきたいです。



何の取り柄もない私みたいな者ですが、



後の世の為に、今自分ができること………