ここに何か書くのは本当に久しぶり、相棒よ、失礼しとった…まぁ、お互い忙しいですものね、まぁ俺はお前ほどは忙しくないと思うけど



延壽集のうち5~7をかろうじて持ってきたうち、thanksgivingの休暇で5、7を再読。
バーリンのレポート。3年前に書書周游読んだ時にも是非いつか読もうと思ったけど、簡単に手に入ることが分かった。本になって出てました。amazon.co.jpの方のURL貼っときます。日本で注文してもアメリカで注文してもあんまり値段変わりません。冬休みにじっくり読みたい。

Washington Despatches, 1941-1945: Political Reports from the British Embassy

http://www.amazon.co.jp/Washington-Despatches-1941-45-Political-Reports/dp/0297779206/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1322552206&sr=8-2




鶴見『柳宗悦』。『期待と回想』を読んでから興味を持っていた。柳に興味を持った。民芸館、是非行ってみたい。駒場時代は目と鼻の先に住んどるけど1回もいかんかったのに…というか、目と鼻の先に住んどったけぇ1回も行かんかったんだと思う。


バーナード・リーチの名前を見るのは久しぶり。ルーシー・リー展、俺が短い人生の中これまで見てきた展覧会の中で最高に面白くて3回見に行った展覧会で、その名を見た。そういえば、最近お茶やってないな。



友達と哲学話。英語、キツい。現象学、プラグマティズム、ヴィトゲンシュタインについてきちんと勉強しようと思った。アメリカでは現象学関連でヨーロッパと比べてファンドがつかんらしい。



何か最近日本語の本ばっかり読んだ気がする。英語も大量に読んどるけど、読むって言うより「処理」しとるって感じ。我ながら寂しいなぁ



早く届かんかな~








追記:

ってかこないだこのブログのタイトルの理論の大家の名前を身近に見て、何にも知らずに名前テキトーにつけてなんか恥ずかしかったわ
早く寝なきゃならないとは思ってるんだが(ただでさえ三徹にさしかかっているのだから)、レム・コールハースを読む。


「宗教のイコンは建物というイコンに取って代わられている。
建築はマンハッタンの新宗教なのである。」

「過密の文化は、二十世紀の文化そのものである。」

「マンハッタンはこうして静かなメトロポリスの平野となり、その上に点々と自己充足的宇宙としての山の群れが聳える。そしてこの自己充足的宇宙では、現実という概念は決定的に乗り超えられ時代遅れになってしまっている。」


コールハースはマンハッタンを論じながら、文明を、人間を論じている。おそらくこの書における最も重要なキーワードのうちのひとつは「マス」であろうが、人間の「マス」がやがてイコンであるところの建築を「マス」にするのであり、決して逆ではない。ゴーリキーが苛立ち混じりに嘆息したように、建築は人間を疎外しはしない。それはあくまで人間の姿の写鏡として存在するのである。

かくして、建築家は建築をつくることはできない。イコンとしての建築をつくる媒介者となるほかない。それぞれの構想をもって人間と建築(もちろんそれは人間のひとつの表現である)とを媒介するものになる。それはどこか著者と読者を結ぶ編集者のような存在を思わせる(http://www.books-sanseido.co.jp/blog/takumi/2011/08/post-324.html)。しかし、その結節が実現するのは〈うごくとき〉とでも言うべきモーメントの存在するときであり、そして、そのモーメントは遊戯において顕在化することになる。かくして、われわれは人間存在における「遊び」の占める位置についても注意を払わなければならないということになろう。

しかし、こうしてコールハースが捉えたマンハッタンは30年以上の時間を経て、いかなる姿をしているのであろうか。9.11から10年後のマンハッタンの姿がいかなるものであるのか。それをしかと見てくることができたらいいと思う。


錯乱のニューヨーク (ちくま学芸文庫)/レム コールハース
¥1,575
Amazon.co.jp

思想としての編集者/深井智朗
¥2,499
Amazon.co.jp

遊びと人間 (講談社学術文庫)/ロジェ カイヨワ
¥1,260
Amazon.co.jp

また風邪(しかも再発じゃなくて別の風邪)を引いてしまった
aiboすまない、明日行けないかもしれぬ…


セックスメディア30年史欲望の革命児たち (ちくま新書)/荻上 チキ
¥861
Amazon.co.jp

なんというか、30年史だよ、うん。
著者が「オカズ系」、「性サービス系」、「出会い系」の三つに分類している
セックスメディアの歴史を一応包括的にテクノロジーの発達
(ケータイやウェブ)のインパクトを意識しながらを論じている。

第1章 いかにして出会い系は生まれたか?―電話風俗篇
第2章 変化するウェブ上の出会い―出会い系サイト篇
第3章 何がエロ本を「殺した」か?―エロ雑誌篇
第4章 「エロは無料」の衝撃―アダルト動画篇
第5章 性と快楽のイノベーション―大人のオモチャ篇
第6章 変わり続ける性サービス―性風俗篇

ただ、何というか、特に目新しい主張がされているわけではない。
というか、それがこの著者の特徴だよね。
たぶん専門家にとっては当然なんだろうな、ってことを
かなり庶民的な視点からうまく優しくまとめて提示する。
そういう意味ではこの本は成功していると言えるのかもしれない。
(というか、一応オモシロイと思った本じゃないとわざわざ挙げないわけで)

とくに面白かったのは2章、3章、4章、5章の末尾に付けられた
かなり長い当事者たちのインタビューだ。
これは正直文句なしにオモシロイと思った。
それこそ、当事者たちにとっては当然なことが一々おもしろい。

出会い系サイトの運営者って別に裏社会ってわけじゃないんだとか、
運営者同士がコミュニティ持ってるんだ、とか、TENGAの社長のヤバさとか。
このインタビューを読むための基礎知識をつけるために著者の本文も読めば、
かなり面白く読めるのかもしれないなぁと思う。

まぁそれはともかく、この本を読んでて感じたのは、
こういうジャンルを扱う本は著者のパーソナリティをハッキリ反映するなということだ。
『アダルトビデオ革命史』などと比べてみると、なにより著者の世代がちがうし、
それに使っている「セックスメディア」がきっとかなり違うんだと思う。

ただ若干気持ち悪いのは、注の中で著者がナマナマしいコメントを付けているとこだ
テレフォンセックスの説明のなかで「盛り上げるにはちょっとだけコツがいる」とか
アダルト音声がかなり時間かせぎをするところにわざわざ「絶対に許さない」と注がついてたり(笑)
まあ、著者のカワイイ顔に憧れてる女性読者にはいいのかもしれないけどさ~
(そもそもこの本を手に取る女性読者はかなりのチキフェチにちがいないとも思うが)
アメリカ音楽史 ミンストレル・ショウ、ブルースからヒップホップまで (講談社選書メチエ)/大和田 俊之
¥1,890
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この本は題名通りアメリカにおける音楽史を
ブルース、カントリー、ジャズ、R&B、ロック、ポップス、パンクなど
網羅的に記述しながら、アメリカにおけるポピュラー音楽の歴史は
〈擬装〉、つまり「自己表現」ではなく「他人になりすます」
音楽の歴史であったと主張している。

そのために著者は「本書が提示する〈歴史〉は必ずしも
タイトルが連想させるほど客観的なものではない」(はじめに)と書く。
だが、こういう類の本をほとんど読んだことがないぼくが書くのもなんだが、
この本が印象的なのは著者の主張ゆえではなく、この本のレベルの高さの方だった。

というのも、著者の主張は初めの方と終わりの方では明示的に示されるが、
この本の記述を常に通底しているとは言いがたいように思われるからだ。
それに、ハッキリ言えば、主張を単に立証したいなら、
アメリカにおける音楽「こそが」〈擬装〉であったことを示すために
他国の音楽との比較をするのが手っ取り早く、かつ適切であると思う。

だが、この本を〈擬装〉という若干の色眼鏡をつけながら
ハイレベルな音楽史を鳥瞰する本だというふうに位置づけるなら、
この本の価値はまったく変わったものになってくると思う。
つまり、〈擬装〉という色眼鏡によって(少なくともぼくは知らなかった)
「ミンストレル・ショウ」という分野にスポットが当たったりしてはいるが、
それよりぼくを驚かせたのは、アメリカの音楽史にはこんなにも
肥沃な研究の蓄積があるんだということだった。

全体で11章からなっている本だけれど、
ぼくにとっては一日一章読むのが精一杯だった。
そんなに分量が多いわけでもないんだけれど、
なんというか背後に控えた先行研究の蓄積が
読み手を圧倒するようなところがある(と思う)

第1章 黒と白の弁証法―擬装するミンストレル・ショウ
第2章 憂鬱の正統性―ブルースの発掘
第3章 アメリカーナの政治学―ヒルビリー/カントリー・ミュージック
第4章 規格の創造性―ティンパン・アレーと都市音楽の黎明
第5章 音楽のデモクラシー―スウィング・ジャズの速度
第6章 歴史の不可能性―ジャズのモダニズム
第7章 若者の誕生―リズム&ブルースとロックンロール
第8章 空間性と匿名性―ロック/ポップスのサウンド・デザイン
第9章 プラネタリー・トランスヴェスティズム―ソウル/ファンクのフューチャリズム
第10章 音楽の標本化とポストモダニズム―ディスコ、パンク、ヒップホップ
第11章 ヒスパニック・インヴェイジョン―アメリカ音楽のラテン化

Bibliographical Essay

サブカルをやってる人って何勉強してるんだろうって思ったりするけれど、
それとポピュラー音楽研究とをおんなじに見ちゃいけないんだなぁと思う。
本文もそうだけれど、bibliographical essayには本当に圧倒される他ない。
まぁ挙げられているのがすべて洋書だから読みにくいっちゃ読みにくいけど

あ、ついでに言えば(いや、ホントはついでじゃだめだけどさ)、
この本の結論部分もホントに〈擬装〉とつながってるのかわからないけれど、
でもなかなかユニークで面白いものだ。
一家に一冊とは言わないけれど、
アメリカ音楽史にちょっとでも興味がある人なら
是非手に取る価値のある本だと思う。

それにしても著者は70年生まれ。
すでに著作も多いけれど、どうやってこんなに勉強したんだろう…
ようやく先月の中公新書のうち読まなきゃいけないものを制覇した

今月は2冊か…
『パレスチナ』は読みかけだけれど
参考文献から重要な学術文献のうち
いくつか抜けているものがある気がする…

とはいえ、この本の面白さはジャーナリストの本らしく
(著者は共同通信の記者さん、今は岡山支局長らしいが)
建物や入植地の位置関係などが体感できるように書かれている点だろう。
たとえば、国際報道機関が目抜き通りのヤッフォに多いなどの記述は、
記者たちからすれば当然中の当然に違いないのだけれど、
研究書だけ読んでいたのではわからないだろうし、
極端に言えば、現地に行ったってなかなかそんなこと気づきそうにない。


それはともかく、今日読了したのは『つながり進化論』。

つながり進化論―ネット世代はなぜリア充を求めるのか (中公新書)/小川 克彦
¥840
Amazon.co.jp

ハッキリ言って、すごいイイ本だとは思えなかった。
最大の理由はこの本のうち著者のアイデアがどこにあるのかわからないからだ。

この本のネタのほとんどは他のメディア論者(といっても藤原新也まで引いてるが)
の意見と、そしてなによりSFCの学生たちのコメントやアンケートなのだ。
(何を隠そう著者はSFCの先生だそうである)
著者の最大の主張を思われる「ネットがしだいにリアルを包含してきた」
というアイデアもまたSFCの女子学生によるものなのだから。
(ちなみに、そこでちゃんと名前を出して引用をしているところは好感がもてる)

けれど、そのことは実はこの本の最大の売りとも言える。
メディアに関するあらゆる論者の意見や調査を一望するのはシロウトには困難だ。
ぼくだってかなりこの手の本は読んでるつもりだけれど、知らない引用はたくさんあった。
それにぼくら学生にとっては驚きじゃないけれど、SFCの学生の声はオトナの読者には新鮮かもしれない。
そういう意味で、ガイドとして、この本にはいまだ価値があると思うのだ。

それに、なにより、これだけいろんな人の意見がゴチャマゼになっていること、
実はそれ自体が、新しい「つながり」の産物であると著者は訴えているのかもしれない。
だとしたら、ここまでのぼくのチョコマカした批判なんてのは著者の思うツボにハマっているとも言えるのだ。
他の論者たちのアイデアの引用元が示されていなかったりするのもまた、著者のひとつの狙いなのか?

だから、新しい言論のかたちの一例としてこの本を手にとることはいいんじゃないだろうか。
けれど、まあ、ここには新しい、するどいアイデアはないよね、というのは正直なところ。
最後に著者は、リアルとネットとをつなぎ合わせる可能性をいろいろ探しているんだけれど、
結局のところ、あんまり可能性がありそうなものはなかなかないというのが、読後感なのであった。


というわけで、先月の中公新書の中ではダントツで小林和幸『谷干城』を推薦します!!
(ぼくだけじゃなく何人かの専門のヒトたちも推してたので本当にイイ本だと思います)

谷干城―憂国の明治人 (中公新書)/小林 和幸
¥840
Amazon.co.jp

aiboがNYに行ってしまったので、せめて書評くらいにぎやかしに
にジュンク新宿店を巡回。定期的に本屋に来ると、なんか精神衛生上イイ!

なんかたまたま7階でふらっとしとったら心理学の本の特集見つけて、色々気になる本があった。
たとえば、

月経の研究―女性発達心理学の立場から (淑徳大学総合福祉学部研究叢書)/川瀬 良美
¥3,885
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よっぽど買おうと思ったけど、価格を見て考え、引っ越しのことも考え、結局思いとどまった。

岩波現代文庫からは、

人間を信じる (岩波現代文庫)/吉野 源三郎
¥1,218
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を見つけた。文庫っていいよね、小さくて買う時あんまり躊躇せずに済むよ。


新書では、

パレスチナ - 聖地の紛争 (中公新書 2112)/船津 靖
¥861
Amazon.co.jp

を見つけた。どんなもんかなぁ、と思って後ろからめくったら結構たくさん参考文献が書いてある。とりあえず買ってみた。


相棒の風邪は大丈夫かなぁ。

Bill Evansを中心にデタラメに聞いてきた俺は、何がスタンダードだとか何が有名だとかよく知らんくて。今日はタワレコに行って必要なものを買ったついでに、色々聞いてみて、ツタヤで借りてきたw

やられたのが、

Marlena Shaw, Who is This Bitch, Anyway?
アルバムのタイトル的に手に取らざるを得んわw
1曲目、Street Walking Woman。"social service"の仕事をする女と、彼女をたった25ドルで誘おうとする男、2人の会話から始まる。女が男を振り切ったところで曲がフェードイン。打ち震えました。

前にブルーノートにラリー・カールトン来とったのに、行ってみればよかった。
『外交』(『外交フォーラム』の後継誌)の第二号がpdfで公開されています。

去年(まだ中東変動も震災も起こる前)はこんなことあったっけみたいな。

池内先生の書評がドバイってのも何か今から見ると新鮮w

外務省:外交専門誌「外交」Vol.2


ちなみに、先週の金曜に例の匂いの研究室で徹夜で史料読みしていたら、
匂いにやられて吐き気と頭痛が止まらず、今もリハビリ中でありやす…

研究室に置いてしまったもろもろのものを全部引き上げる予定ですよ、アザゼルさん

なぜみんなは大丈夫なのだろうか?オレがおかしいのか?
思い出袋 (岩波新書)/鶴見 俊輔
¥798
Amazon.co.jp

この人の言葉には力があると思う。

自分で立ち上げた言葉で進んでいく力。
その背後には、長い時間をかけた熟成の過程がある。


国家に、そして政治に対する距離感。


こういう知性の姿を頼もしく思う。



期待と回想 語りおろし伝 (朝日文庫 つ 12-1)/鶴見 俊輔
¥1,365
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これも何度か読んだが、面白い。

分厚いけどすいすい。






加藤典洋『言語表現法講義』(岩波書店,1996)で知った『文章心得帖』も、励みになった。

文章心得帖 (潮文庫 (238))/鶴見 俊輔
¥336
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≪追記≫

鶴見俊輔ではないが、『実践ビジネス英語』5月のテキスト、「はじめに」に感心。曰く、

ことばの「意味」は辞書の中にあるのではなく、そのことばを発信する人とそれを受信する人の頭の中に形成されるのです。


当たり前のこと、と言って笑えるか?
ついに学位記取りにこいって通告が来たw

でも重いらしいし、教務課タコツボ化の程度を観察したい気もするので、しばらくほっておくことにしよう