感想は、もちろん「おすすめ」に入るほどですから、面白かったです。

まず、「高木ブー的位置」は、どこにでもあるのだなぁと感じました。
ブーさんのように、グループの中で一番下の存在であっても、縁の下の力持ち、
陰で支える存在となるべき者が、団体には必ずいるということ。
これが、素晴らしい教訓だと感じました。
どんなに人気があるグループでも、必ず一番下はいる。下がいるから、人気者の上がいる。
「ブー的位置」は、いらない奴に見えても実は一番大事な存在なんだと。
そんなことを考えさせてくれる一冊です。
それから、ブーさんはとても人との出会いを大切にする人ですね。
自分でも書いていましたが、「ドリフに入ってよかった」と。
たとえ第5の存在であっても、自分はドリフにいるべきなのだ、という
ブーさんの気持ちが書かれていました。
確かに、その通りだと思います。
やっぱり、ブーさんのようなインパクトのある個性的なキャラがいたからこそ、
ドリフはここまで愛されてきたんじゃないかなぁ。
ブーさんは現在、81歳。
音沙汰なしかと思いきや、実は「人間観察!モニタリング」で仕掛け人を務めていたり。
雷様の格好をして、ただ寝るだけという役柄ですが、そこもまた「ブー的位置」。
なにかセリフを言うのではなく、有名人の楽屋のソファで、勝手に寝ているだけ。
だけど、それだけで大きな存在。ブーさんらしい姿だと思います。
なぜか、雷様の格好をしていると、ブーさんがとても80歳には見えませんね。
若返ったかのような見た目です。もともとブーさん、老けが目立ちませんけどね。
まだまだ長生きしてほしいなぁ・・・
