我が家の娘(8歳)、決めることが苦手です。

 

私は、この「決められない」ということは、少しずつ克服した方が良いのかなと思っていました。彼女のために。

 

なぜなら

「海外では自分の意見を言えないと困る」

「判断は練習だから、練習を重ねた方がいい」

「子供の意見を尊重する⇨⇨ちゃんと子供の意見を聞くべき」

「子供の頃から、どっちがいいか決める練習をしてきたことでで、大人になって決断が早くて助かっている」

などなど、こんな意見をよく目にするから。

特に最後のは、とある著名な方が本で述べていたこと。個人的にその方が好きなこともあり、これは絶対だ!と思い込んでしまっていました。

 

でも、違ったかも。

というか私の導き方が違った。と今は思っています。

 

 

 

 

きっかけは、個人面談。

「娘がなかなか決断ができなくて心配なんです〜」と相談したところ

先生(バシバシ意見を言えるアメリカ人、女性)は言いました。

 

「彼女は決めるべきところはちゃんと決められている。それにちゃんと考えている。

決められないことは、本当にどっちでもいいのかも。彼女はEasy goingでいいと思うわ」

 

私は衝撃を受けました。

自分で決めさせなきゃ!決断させなきゃ!それが彼女の将来に絶対役に立つんだから!

と思っていたから。

 

今となっては、なんて思い上がりだったんだろうと感じます。

 

 

 

確かに、彼女はちゃんと自分で考えている(考えることを放棄して任せっきりにしているわけではない)。

どっちの選択肢でも楽しめる、寛容な穏やかな性格。

自分の意見を無理に主張するのではなく、相手の意見も尊重できる広い視野を持っている。

 

なんて素晴らしい娘!

私が直さなきゃと思っていた「決められない」は、彼女の長所でした。

 

その日から、

「娘に決めさせる」ではなく、

「私(母)の意見を先に伝えないor通そうとしない」を心がけています。

 

優しいからこそ、人の意見に耳を傾けようとしてくれるから。

 

 

 

 

もうすぐ40歳になりますが、またまだ未熟。

日々修行ですね。気づかせてくれた娘と先生に感謝。

 

今日も素敵な一日を。