Gute Nacht!!
我輩、本日はエムキチ主宰のツネ君と観劇に行ってきた。
去年末にアロッタの稽古場を見学したときに知り合った、
三坂氏の所属する、月蝕歌劇団という老舗のアングラ演劇である。
「通」の諸君はご存知の方も多いだろうが、
我輩、アングラは大好物である。
唐しかり、寺山しかり。
なので、かなり期待を膨らませて観に行った。
まずは劇場のセットと照明の吊りの量に感激。
素敵すぎる。
素敵にアングラ。
久々の雰囲気に興奮。
そして、客入れ。
人手が足りないのかサービスなのか、
役者がスタッフワークもこなしている。
物販もかなりコアなファンに媚びているカンジが前面に出すぎていて、
逆に清々しい。
やはりアングラはこうでなくては。
期待は高まるばかりだ。
だが、開演ほどなくして、いきなり度肝を抜かれる。
(以下、ケチョンケチョンだが、
決してけなしているわけではないことを留意していてほしい。
むしろ褒めている。ちなみにネタバレあるかも)
ありえないほどに、
演技がヘタクソなのだ。
いや、はじめから上手くやろうなどとは考えていない。
活舌は悪いし、殺陣なんかボロクソだし、
立ち方だって、
よもや60回目の公演をする劇団とは思えないくらいの役者共。
学生演劇だってもうちょっとマシな演技をするだろう。
だが、それもしばらくすると、
全く関係無くなっていた。
そう、
我輩は「上手い芝居」なんか求めていなかったのだ。
少なくとも、この劇団には。
「世界観」と「雰囲気」、そして人を小馬鹿にしたような「笑い」。
さらにそこから飛び出る「哲学」と「アウラ」。
なんかよくわかんないけどエネルギッシュなモノ。
アングラって我輩の中ではこれに尽きると思う。
いや、あくまで我輩の「イメージ」ね。
そして、見方を思い出し、そちらにシフトした時、
見えてくる見えてくる。
はは、馬鹿馬鹿し。
そこにはやはり我輩の大好物であるくだらない「笑い」が
そこかしこにちりばめられておった。
はは。
そこにあるのはフェティシズムの塊。
と、パロディの応酬。
エンタメ。
我輩の求めてるモノって「面白い芝居」だろ。
それだよそれ。
ってなカンジでかなりゴキゲン。
ちなみに、かなり斜め45度からの観劇の仕方なので、
一般的にはお勧めできないことは明記しておこう。
ネタをやるにも道具動かすにも手際がすごく悪いことも含めて、
アリ。
全然アリ。
だからすげー笑えた。
もう一度言う。
かなり斜め45度の観劇である。
絶対上手いに越したことはない。
でも、気概だけは感じるからOK。
だって奴等本気だもん。
精一杯本気だもん。
だから、OK。
それにわざわざ駄目だしするなんて、無粋ってもんだろ?
だってわかってるもん、あいつら。
絶対わかってる上で、ひとまず置いといてるもん。
やるべきはこれじゃないって。
だから、ダンスとか結構ちゃんとしてたし。
ていうか劇中、人形みたいなダンスがあるんだけど、
変な動きになるととたんに活き活きとした動きを見せる役者達。
やり慣れてるwwwwww
身体動くんじゃねえか、
さっきの殺陣はなんだよって、
それだけでもう我輩肩を震わして笑ってたもん。
いや、これ、ある意味すごいことかもよ。
無しな劇団は絶対無しだもん。
おめーらもっと練習しろよってなるもん。
でも月蝕はOK。
あ、音楽も一曲一曲はとても良いね。
全部唐突だったけどね。
気にしないー。
ストーリーの急な展開も許せたね。
だってもう、そういうもんだもんって見せ付けられちゃったから。
たぶんアレ、他のとこが同じレベルの演技やってたら、
激怒するんだろーな、我輩。
演技ってあくまで、伝えるためのツールでしょ。
必要なとこには必要だし、
要らんとこには要らんのね。
そう思うよ。
そういや、音楽はあのJ・A・シーザーよね。
つっても日本人のおっさんだけど。
「ウテナ」のテーマ曲の人よね。
あと、月蝕ってAV女優たくさん使うことで有名(?)よね。
中でも合沢萌がちゃんとエンターテイナーしてたっつーか、
意外にも上手かったっつーか、
なんか良かった。
なんか。
ルックスなかなか我輩好みだし。
なんか、すげー上から目線&ぱっと見ケチョンケチョンの感想みたいで恐縮だが、
総じて、
面白かった。
ということで、
Auf Wiedersehen!!