朝方の3時過ぎまでブログをUPし、寝る段になっては咳で寝付けず…
尼崎の商店街を「遠いなぁ」と重い足取りで、やっとこさ辿り着きました。
椿裕二座長も上手さを認める長谷川桜さんがゲスト出演。
1部 お芝居 幡随院長兵衛
*配役*
町奴 幡随院一家
元締 幡随院長兵衛(バンズイインチョウベエ)*椿裕二座長
女房 お時(オトキ)*美穂裕子リーダー
子分 唐犬権兵衛(トウケンゴンベエ)*長谷川桜さん
子分 夢市郎兵衛(ユメノイチロベエ)*大川礼花花形
子分 五郎蔵(ゴロゾウ)*椿キラさん
旗本奴 白柄組(シラツカグミ)
頭領 水野十郎左衛門(ミズノジュウロウザエモン)*大川忍副座長
子分 金時金兵衛(キントキキンベエ)*椿孝也花形
子分 坂部(サカベ)*椿みらんさん
料亭女将*夢路えみさん
*あらすじ*
プロローグ
配役紹介が有りました。
1場:料亭座敷
白柄組の金時金兵衛と坂部に、立ち聞きしたと因縁を付けられる幡随院一家の五郎蔵。
夢市郎兵衛が割って入るも、喧嘩口論になりそうなところへ、幡随院長兵衛と水野十郎左衛門が現れる。
水野十郎左衛門に頭を下げ詫びを入れる幡随院長兵衛だったが、水野十郎左衛門の膳を見て、「酒の肴が奴豆腐だけとは随分しけておりますね。」と言い女将を呼ぶ。
急にやって来た白柄組には魚は無く、三日前の予約の幡随院一家には、「魚を生簀に生かしておりました。」と訳を話す女将。
喧嘩を止めるはずが、あおる様な事を言ってしまったと思いつつ、先に帰って行く幡随院長兵衛。
その後姿に、「幡随院長兵衛、面白き男よの。」と呟く水野十郎左衛門。
2場:幡随院一家
水野十郎左衛門の書簡を持って金時金兵衛と坂部がやって来る。
「どうせ、ろくな事は書いちゃいねえ。」と白柄組へ乗り込もうとする夢市郎兵衛と五郎蔵。
現れたお時がそれを止め、亭主の幡随院長兵衛に書簡を渡す。
書簡を読んだ幡随院長兵衛は、「湯殿開きの案内。長兵衛と一献交わしたい。目の下五尺に余る活き鯉を持参しろと。言わずと知れたこの長兵衛の命だ。」と話す。
「俺にもしも何か有った時には、四十九日や百ケ日、問い弔いが済むまでは手出しはならねえと唐犬に伝えておけ。」と言い身支度を整えた亭主に刀を差し出すお時。
「喧嘩に行くわけじゃねえ。まして、無腰で来いと書いてある。」と言うと、倅の長松の事をお時に託し、「お時、あばよ。」と無腰のまま一人白柄組へ向かう幡随院長兵衛。
戻って来た唐犬権兵衛に書簡を見せ、それまでの経緯を話す夢市郎兵衛と五郎蔵。
3場:白柄組
一人、湯殿に入っている幡随院長兵衛を討とうとする金時金兵衛と坂部を止め、自ら討つと言う水野十郎左衛門。
槍を手にした水野十郎左衛門と柄杓を手にした幡随院長兵衛。
「差しの勝負、受けてやる。」と言う水野十郎左衛門に、「名も無き者に斬られるよりはこの水野の穂先に掛かってほしい。出来る事なら水魚の交わりってやつをやりたかった。」と言う水野十郎左衛門。
水野十郎左衛門の槍の穂先を自らの腹に突き、「長松!」と叫び息絶える幡随院長兵衛。
「許せ、長兵衛。そなた一人は行かやせん。三途の川で小石積んで水野が行くのを待っておれ。」と言う水野十郎左衛門。
4場:白柄組
唐犬権兵衛がやって来る。
「頭をこちらへ返して頂けますか。」と言う唐犬権兵衛に、槍の穂先に幡随院長兵衛の頭をぶら下げ、「長兵衛の頭だ。」と言う金時金兵衛。
怒りを抑え、元締の頭を受け取り帰ろうとする唐犬権兵衛を金時金兵衛と坂部がせせら笑う。
後にやって来た夢市郎兵衛と五郎蔵に、「元締に会いてぇか。」と尋ねる唐犬権兵衛。
そして、「会いてぇ。」と答える夢市郎兵衛と五郎蔵に元締の頭を見せる。
仇討しようとする市郎兵衛と五郎蔵を、「元締の最期の言葉」で止め一足先に帰らせる。
「元締、随分小さくなりなすったね。あっしと一緒に帰りましょうね。」とその場を去って行く唐犬権兵衛。
5場:峠
金時金兵衛と坂部を始末する唐犬権兵衛。
匕首で水野十郎左衛門を突こうとするお時。
水野十郎左衛門は幡随院長兵衛の女房である事を確認すると、「許せ、長兵衛。水魚の交わりを交わしたかったが、それも夢と散ってしまった。あの世では、水魚の交わりを交わそう。幡随院長兵衛、日の本一の男であった。」と言うとお時の匕首を自らの腹に突く。
覚悟を決めた水野十郎左衛門の死に様に、手を合わせるお時、唐犬権兵衛、夢市郎兵衛と五郎蔵。
水魚の交わり
水と魚との切り離せない関係の様な親密な関係
2場の終りから登場の唐犬権兵衛役の長谷川桜さんの存在感が凄い!
口上挨拶
大川忍副座長
大川礼花花形
椿キラさん
椿みらんさん
2へ続く…




