この観劇レポから、

「椿拓海」さん→「椿たくみ」さん

「椿照奈」さん→「椿てるな」さん と表記させて頂きます。

(椿裕二座長に確認済みです。)

 

 

1部 お芝居 忠臣蔵外伝 大石江戸さぐり

*配役*

赤穂藩
大石内蔵助良雄(オオイシクラノスケヨシオ)*椿裕二座長
寺坂吉右衛門信行(テラサカキチエモンノブユキ)*椿孝也花形

 

吉良家
神馬弥十郎(ジンバヤジュウロウ)*大川忍副座長

使者*椿キラさん・椿みらんさん・椿たくみさん


松平家本家
松平安芸守(マツダイラアキノカミ)*大川忍副座長
戸田の局*美穂裕子リーダー
腰元 楓*大川礼花花形
腰元 弥生*夢路えみさん


*あらすじ*

1場:松平家裏木戸前

松平家の様子伺いに現れた神馬弥十郎と使者たちは身を隠す。

寺坂吉右衛門を伴いやって来た大石内蔵助。

そこへ、神馬弥十郎がやって来る。

「討入はいつでござる。」と尋ねられるも、吉良か上杉の者と神馬弥十郎の素性を察知した大石内蔵助は、「仇を討つ意思などない。」とかわす。

本心を言わない大石内蔵助に、腹を切り自害しようとする神馬弥十郎だが止められると、痰唾掛け去って行く。

斬り掛かる使者三人を始末する寺坂吉右衛門。

2場:松平家本家
座敷に通された大石内蔵助。
大石内蔵助が訪ねてくるのを心待ちにしていた松平安芸守が、「討ち入りの日はいつになった。」と尋ねるが、見知らぬ腰元の楓を吉良の間者と見抜き、「今生の別れに参りましてござります。この度、西国の士官が決まりました。」と答える大石内蔵助。

「本心が聞きたい。」と言う松平安芸守に、大石内蔵助は、「仇を討つ意思は毛頭ござりません。」と言う。

「浅野内匠頭の霊前においてでも仇を討つ気はないと申されるのか。」と浅野内匠頭の位牌をかざす戸田の局。

仇を討つ気の無い大石内蔵助に怒り、部屋を出て行く松平安芸守と戸田の局。
部屋に一人残った大石内蔵助は、「必ず殿の御無念だけは晴らしてご覧にいれます。」と言うと、討入する四十七名の名前を書いた巻物を浅野内匠頭の位牌の前に供える。
そこへ、松平安芸守が一人戻って来る。
それまでの経緯を話し、「月は違えど日にちは十四日。今宵蕎麦屋の二階…」と打ち明け松平家を後にする大石内蔵助。
その後姿に、松平安芸守は、「でかしたぞ。無事、本懐遂げてくれよ。」と呟く。
浅野内匠頭の位牌に供えられた巻物を持ち出そうとした腰元の楓を切り付ける松平安芸守。
鳴り響く太鼓の音。
「失火でございます。」と騒ぐ家臣たちを沈め、聞き耳を立てる松平安芸守。

「遠くに打って近くに聞こえる。近くに打って遠くに聞こえる。」

一打ち、二打ち、三流れの山鹿流陣太鼓の音に、討ち入りを悟った松平安芸守は、浅野内匠頭の位牌を四十七名の名前を書いた巻物にかざす。

そして、「無事、本懐成し遂げてくれよ。内匠頭、余は其方が羨ましい。余の為にこれだけの人が命を捨ててくれるでろうか。其方は良き家臣を持たれたよな。」と呟く。

 

 

二年振り、三度目に観るお芝居でした。

難しい言葉遣いも、以前より少しは耳に馴染んできました。

松平安芸守と戸田の局の怒りを買ってでも、腰元楓の存在に、本心を言わない大石内蔵助。

大石内蔵助役の椿裕二座長と腰元楓役の大川礼花花形の台詞の無い目での演技が流石です。

 

 

口上挨拶

大川忍副座長

 

 

椿孝也花形

 

 

椿キラさん

 

 

椿みらんさん

 

2へ続く…