マンスリーゲスト 大川龍介さん。
劇団大川 美穂裕子リーダー・椿キラさんがゲスト出演。
1部 お芝居 赤い風車(かざぐるま)
*配役*
渡り鳥の新太郎*美川麗士総座長
徳松一家親分*美川慶二座長
刺客*美川龍士若座長
材木問屋 美濃一
娘 おしん*劇団大川 椿キラさん
手代 忠吉*美川乱牙花形
旅籠 江戸屋
女将 おなつ*劇団大川 美穂裕子リーダー
女中 おたか*マンスリーゲスト 大川龍介さん
*簡単あらすじ*
十四年前の江戸の振袖火事で生き別れになった兄と妹。
兄の新太郎は三度笠に妹のおくみが大切にしていた赤い風車を挿し、妹捜しの旅の途中、盲(めしい)の材木問屋美濃一の娘のおしんを助ける。
二人は同じ旅籠の江戸屋に泊まる事になる。
新太郎とおしんのそれぞれから話を聞いた江戸屋のおなつ。
おしんが新太郎が捜すおくみではないかと思うが…
おくみの額の大仏様の様なほくろがおしんの額にも有り、妹のおくみに違いないと確信する新太郎だが、材木問屋の娘として幸せに暮らしているところへ、やくざの兄が現れたのでは迷惑が掛かると、名乗りする事を拒む。
兄とはぐれた時、兄さんの名前が新太郎か新吉で、「しん、しん。」と泣いていたのでおしんと言う名が付いたと話すおしんは、目の前に居る旅人が兄であるかどうか確かめる術もなく、「悔しい。盲でなかったら…」と涙する。
三度笠に挿していた赤い風車をおなつに手渡す新太郎。
その風車をおしんに手渡すおなつ。
おなつから手渡された風車が赤い色と聞かされたおしんは、「今日の日まで、大切に持っていて下さったんですね。新兄ちゃん!新兄ちゃん!」と泣き叫ぶ。
妹の「新兄ちゃん!」の叫びを背中で聞きながら、その場を去って行く新太郎。
初めて観るお芝居でした。
生き別れになった兄と妹。
再会した時には兄はやくざで妹は大店の娘。
妹の幸せを願い、名乗る事無く去って行く兄。
兄が大切に持っていてくれた赤い風車が兄と妹の証。
劇団大川 椿キラさん、訳有ってのゲスト出演が続く日々の中、盲役のうえに、台詞も多く、滅茶苦茶頑張ってました。
口上挨拶
美川慶二座長