「咲田せいじろう副座長誕生日公演」

 

順不同過ぎですが…あせる

 

1部 お芝居 毒殺未遂

*配役*

どぶ板長屋住人

おかつ*咲田せいじろう副座長

おかつの倅 房次郎*下町かぶき組 昴斗真花形

房次郎の女房 おしず*松丸家ちょうちょさん

熊さん*松丸家美寿々さん

後足馬之丞*天神龍太さん

松丸家りへどん・松丸家あーちゃん

 

おかつの弟 勝五郎*松丸家小弁太座長

目明し親方*松丸家こももさん

 

 

*あらすじ*

1場*どぶ板長屋 おかつの家の前

長屋の住人が総出で掃除しているところへ、おかつを訪ねて目明しの親方がやって来る。

おかつは不在で、倅の房次郎が出て来る。

米を研いでいた言う房次郎はおしずにぞっこんで、レディーファーストと称し、おしずには何もさせず、「おしずは化粧中。」と話す。

おかつが帰って来る。

「どぶ板長屋の方が臭いと御上に言われ、掃除するように言いに来たんですよ。」と言い帰って行く目明しの親方。

化粧を終えたおしずが現れる。

倅の房次郎が飲み屋上がりのおしずを嫁にした事が気に入らないおかつ。

「とっとと出て行ってくれ!あんたみたいな女は嫌!」と喚くおかつを、態度を一変させ足蹴にするおしず。

その様子を見ていた馬之丞にも当たり散らしたおかつは、馬之丞にも足蹴にされる。

おかつがおしずと馬之丞に腹を立てているところへ、勝五郎がやって来る。

「房次郎が姉さん被りにたすき掛けで米を研いでいる間、化粧をしているおしず。あの女、出て行ってもらいたい。殺してやりたい位だよ。」と愚痴を言うおかつに、勝五郎は、「おしずさんを殺しなさい。私の仕事は薬種問屋。姉さんが困っているなら、人にはばれない様に人を殺す事が出来るんだ。調合してやるから、一時程したら、私の家の裏口からこっそえい取りに来たら良い。世間様におしずさんと仲良くしている姿を見せるんだ。詫びに毒入り饅頭を食べさせ殺してしまいなさい。」と言う。

噂通りに、嫁姑の仲が悪かったのかと思案する勝五郎。

おしずが泣きながら、家から出て来る。

「房次郎と上手くいってないのか。」と尋ねる勝五郎に、「いいえ、うちの人とは仲良くしています。おっかさんが焼餅を焼いてしまって。何かあれば直ぐに、この飲み屋の女出て行けというんです。こんな事なら、おっかさんを殺してしまえば…」と訳を話すおしず。

「姉さんを殺しなさい。お縄にならない様に薬を調合してやろう。半時経ったら、表から堂々と私の所へやって来なさい。世間に疑われない様に仲良くするんだ。お茶の中にその薬を入れたら、ころっと死ぬから。」と言う勝五郎。

その様子を見ていた馬之丞が現れる。

「見たわよ。聞いたわよ。ひどい話じゃないか。」と言い、番屋へ行こうとする馬之丞の口を塞ぐ勝五郎。

 

2場:おかつの家

急須に薬を入れ、「これで、うちの人とずっと仲良く暮らしていけるんだわ。」とほくそ笑むおしず。

おかつが帰って来る。

「今迄、私が悪かったんです。」と詫びるおしずに、「悪いのは私の方です。許しておくれ。甘い物が好きだろうとお饅頭を買って来たんだ。」と言いおかつも詫びる。

おかつとおしずの二人がお茶を先に飲んでだの、お饅頭を先に食べてだのとしている時に、房次郎が帰って来る。

言い争いしていると思い、「今日は折檻します。」と言う房次郎に、「今、仲直りしていたのよ。」と話すおかつとおしず。

安堵し喉が渇いたと、お茶を飲みお饅頭を頬張った房次郎が倒れる。

「お前が死にゃ良かったんだ。」とまたしても喧嘩するおかつとおしず。

「私もお前さんの後を追って死ぬから。」と、お饅頭を頬張りお茶を飲んだおしずが倒れる。

「私も直ぐにあんたの後を追って行くからね。」とお饅頭を食べ倒れるおかつ。

「食っちゃならねえ!飲んじゃならねえ!」と馬之丞がやって来る。

三人が倒れているのを見た馬之丞は番屋へ行こうとしたところへ、勝五郎がやって来る。

「これで良いんですよ。私が調合した薬は眠り薬なんだよ。私が人を殺す訳ないじゃないか。親子夫婦がいがみ合ったら駄目だ。目が覚めて、何と恐ろしい事をしたのだと思うだろう。私が仕込んだ芝居なんだ。全く、これが、毒殺未遂というやつです。」と話す勝五郎。

 

 

かなり以前にされていたお芝居との事。

私は初観です。

顔は真っ白塗りに女物の着物のお山役の天神龍太さんを見て大爆笑しました。

ゲストさんと言えども、何でもやらされる…笑

ラスト、三人が目覚めて、これからは親子夫婦嫁姑仲良く暮らし、目出度し目出度しで終ると思いましたが違いました。

三人共寝たままで幕が閉まりましたぐぅぐぅ

 

 

口上挨拶

松丸家小弁太座長

 

 

松丸家美寿々さん

 

 

松丸家こももさん

 

完了