「劇団天虎一周年記念公演」
㉑より続き…
順不同になりましたが…
1部 お芝居 遠山の金さん
*配役*
遠山金四郎(遠山左衛門尉景元)*七星泰河座長
役人*幸妻弥枝さん
甚兵衛長屋住人
駕籠屋 権三(ゴンザ)*和新之助さん
権三の女房*幸妻弥枝さん
駕籠屋 助十(スケジュウ)*七星英雄さん
助十の女房*七星心さん
左官屋 勘太郎*なおとさん
小間物問屋
兄 彦兵衛*山戸一樹さん
弟 彦三郎*下町かぶき組 飛雄馬花形
討首の刑の首*
七星心さん/七星あやねさん/七星あいりさん/星ゆうま君
*簡単あらすじ*
1場:伊勢屋裏木戸
伊勢屋から飛び出して来た男が、人の気配に、持っていた小刀を用水桶の脇に隠し身を潜める。
駕籠屋の権三と助十がやって来る。
うめき声が聞こえ、伊勢屋へ入った二人は、人が殺されているのを見て、腰を抜かしその場を去って行く。
男が戻って来る。
その様子に、通り掛かった遊び人の金さんが揉み合いになり、片肌を脱いだ金さん。
男が去った後、用水脇の小刀を見付ける。
2場:街道
伊勢屋の強盗殺人の罪でお縄になった彦兵衛。
「私は無実だ。必ず戻って来る。」と言い、お店の事を弟の彦三郎に託し、役人に引かれて行く。
3場:鈴ケ森
討首の刑になった首が置かれたままの鈴ケ森へやって来た権三と助十。
気味悪がっているところへ、「もしもしもし…」と言い彦三郎が現れる。
強盗殺人の罪で討首になった兄の彦兵衛を捜していた彦三郎は、足を負傷していた。
お店に帰った方が良いと勧める権三だが、お店は取り壊しになり帰る所がないと答える彦三郎。
甚兵衛長屋に連れ帰る事にする権三と助十。
4場:甚兵衛長屋
彦三郎を連れ帰った権三と助十に、女房たちは悪態をつくが、彦三郎を見るや否や、世話を焼き出す。
左官屋の勘太郎を訪ねて遊び人の金さんがやって来るが、勘太郎は留守をしていた。
24日の伊勢屋殺しのあった日から、湯水の如く金を使い、金廻りの良くなった勘太郎を不審に思う権三の言葉と、助十が伊勢屋で拾ったと丸に勘が記された煙草入れを見た金さんは、伊勢屋殺しの再吟味を頼みに行こうとする二人を止め帰って行く。
上機嫌で、帰って来た勘太郎に、食って掛かる権三。
「去月24日、江戸には居なかった。」と言う勘太郎に、煙草入れを見せる助十。
5場:お白洲
お白洲には、権三と助十、彦三郎、勘太郎の四人の姿。
「去月24日、会津の賭場に行っていた証拠はない。」と言い小刀を見せ、「刃先の血油の説明をしろ。」と言う奉行に白を切る勘太郎。
「伊勢屋の帰り道、この奉行の顔に見知りはないか。」と言う奉行。
それでも白を切り通す勘太郎に、奉行は片袖脱いで見せる。
遊び人の金さんが奉行だったと観念する勘太郎。
無実の罪で処刑された筈の彦兵衛が現れる。
驚く彦三郎に、「この事件には裏がある。身を潜めていろと言うお奉行様のお陰だ。」と経緯を話す彦兵衛。
騙されたと奉行に向かって行く勘太郎を一太刀浴びせる奉行。
「これにて一件落着。」
和新之助さんが立てられたお芝居との事でした。
和新之助さんは初めてお目に掛かったのですが、「上手いわぁ!」の言葉に尽きます。
5場:白洲では、七星泰河座長がはちゃけまくられていましたが、「劇団天虎一周年記念公演」と言う事でもあり、大笑いさせてもらえたし、それはそれで有りかなぁと…
口上挨拶
七星泰河座長
なおとさん
下町かぶき組 飛雄馬花形
㉓へ続く…