こんにちは。

羽島市の骨盤調整&ピラティス『やさしいて』です。

 

ここ最近、外の陽気は日中とても温かく感じるようになってきましたね。今週から花粉がたくさん飛ぶようになっているみたいで、花粉症の方はストレスの多い季節になってきてしまいます。

 

さて、そこで日常のストレスについて。人の脳にストレスがかかると、副腎からコルチゾールという物質が分泌されます。すると身体が攻撃・逃走態勢になり、筋肉がたくさんの血液を必要とするため心拍数や血圧は上がり、また高カロリーなものを摂取したくなってしまいます。ですが、ストレスの中でも適度で短期的なストレスは、神経が研ぎ澄まされ集中力が増すという良い面もありますので一概に悪者扱いするのも間違ってはいますが、これが過剰になった時、脳の働きに影響を及ぼすという厄介なものになってしまいます。ストレス反応を制御する部分は、思考を司る前頭前野と記憶を司る海馬ということが分かっているようですが、あまりにも長期的になってしまうとそこが委縮してしまうというのです。

 

ただ一方で、これと同じような状況は日常私たちが普通に行う運動によっても引き起こされます。筋肉を動かすため、より多くのエネルギーが必要なため心拍数・血圧を上げて身体を動かします。これは、ある種のストレスを身体に与える行為なので、この時もコルチゾールは分泌されるのです。ですが、このような場合は運動をやめると正常な分泌量に軽減されるため、すぐに正常な数値に戻るのです。

 

つまり、定期的に筋肉を動かす(運動)ということは、自主的にストレスに対する免疫をつけるという働きを担っているという面で、とても理にかなっているといえます。感覚的にも適度な運動後はとても気持ちいいものですが、これは身体の健康はもちろん、心(脳)の健康にもとても良い結果をもたらします。

 

また、筋肉には身体を支えるという役割以外に、ストレスによって生じた代謝物を無害化する働きもあるようなのです。肝臓が血液をきれいにする働きがあるように、筋肉にも脳に対する有害物質を取り省く働きがあるという事がわかってきています。

 

気持ちが塞ぎ込んで、何もやる気が起こらないとき、脳の働きは極端に低下してしまい、幸せに感じたりやる気を起こす脳内物質の分泌が減少してきてしまいます。そんな時、何も考えず外を歩いたり、走ったり、また適度な負荷のかかるトレーニングをしてくれる場所に通ってみることは自分を守る手段の一つです。自分自身、ここに来て頂けるお客様を中心にこのようなアプローチで身体の負荷、心の負荷を取り省くことができたらと考えています。