こんにちは。
羽島市の骨盤調整&ピラティス『やさしいて』黒木美和です。
先日、名古屋市科学館で開催されているロボット展を子供達と一緒に見てきました。そこには、昔のからくり人形から今現在のROBIまで幅広く展示されていて、いろんな分野で活躍するロボットや最新技術を短時間で体験できるようになっていました。
そんな中、やはり医療分野での技術の発展は著しいものの一つだと思います。動力を必要としないで二足歩行がことができるものや足の悪い人に対する補助の器具。腰の負担を軽減するマシーンなどがあり、ここ数年でより現実的に、そして身近にこれらを利用することができるのではないかと思います。
ただ、このようなロボットや機械の発展が高度になっていく反面、人は母親のお腹の中で十月十日過ごし、やっと外の世界に出てきたと思ったら、一人では生きられない最も未熟な状態で生まれてきます。ロボットやAI、高度な機械のように無駄なく効率的に成長することは不可能です。どんなに努力しても人の成長の方が劣ってしまうのはしょうがないことなのかもしれません。
なぜなら、今の段階でロボットと人間の大きく違うところはやはり心の存在があると思うのです。幼児期から高度な知識を詰め込んで成長した人間は一体どんな人間になるのでしょうか。人は、第三者の気持ちや心を頭で理解しているつもりでも、実際、その人と同じ経験をしてみないと心から理解する事はできないのではないでしょうか。相手の心を理解できない、理解しようとしない技術や知識は一体どういったものを生み出すのでしょうか。
これから成長していく子供達はロボットとの共存を必要とする社会で生きていきます。人は楽な事が大好きな生き物だと思いますが、ロボットを作り、それを使いこなしていく人間は、今以上に自らのエゴではなく人が人を大切にできる心を持った人材が必要になってくるのではないかと感じます。
便利なロボットに依存せずに、自分をコントロールできる心と身体はとても大切なテーマになってくるように感じた体験でした。