こんにちは。
1か月ぶりの更新となってしまいましたが、
ここ数カ月は、成年後見業務での動きが色々あり
通常の倍ぐらいやること・考えることが多い日々です。
具体的に言うと、
老人ホームに入居していた方々の入院・転院・退院や、
ご自宅で生活していた認知症の方の施設入所検討。
老健(一時的にしかいられないリハビリ目的の施設)へ入所していた方の
新たな施設検討。
そのために施設や病院の見学やご親族との議論などを繰り返す日々で、
またここ1週間ほどで急にどの方も次の居場所が決まろうとしています。
いずれにしても、今後の限られた人生をどう過ごすか、
どこで過ごすか、どうやって過ごすか(胃ろうをすべきか否かとか、
リハビリして歩けるようになるのが良いのか否かとか)、
後戻りはできないですし、ご本人の意思をその様子から推測こそすれ、
はっきりと考えを伺うことはできない方が多いのでほんとに難しい状況ばかりです。
後見人・介護職員・医師・看護師・ご親戚など周囲の人間も
それぞれの立場・思いなどもあり、なかなか一致した意見はでてきませんし、
唯一の正解もないのだと思います。
それを調整するのに苦心していた今日この頃でした。
そんな中、印象的だったのは、
ご親戚の方々の揺れる思いです。
こうだと思っても、やっぱり違うかなと思ったり。
悩むということは、色々理由もありますが、
なんだかんだ言っても、やはり一番ご本人に近い思いを持てるのかな。
と言う気もしました。
そんな中、僭越ながら客観的に整理してご説明したり・調整したりするのも
後見人の役割なのかと思ったりもします。
いずれにしても、僕も周囲もおそらくご本人も悩みながらの日々が続いています。
あっ、ちょうど5年前、行政書士として開業するか揺れていましたが、
それは、もちろん思い切って開業して良かったです。
多少は、悩むことも大事かもしれませんね。