こんにちは。
金曜日の夜は、
大学のOB会にて
「住宅ローン」の講義を聞きました。
相続財産の処分にも
関わりますし、
街の身近な法律家として
不動産売買のご相談などは
度々受けるので
勉強になりました。
もう一つOB会に
2ヶ月ぶりに参加して
気づいたのは、
思っている以上に
フェイスブックを見てくださっている方が
多いということ。
最近、フェイスブックは書き込むけど、
ブログの更新頻度が下がっているので
こ血らも頑張って情報発信していけたらと
思います。
さて、土曜の夜、
孤独死に関する番組が
NHKでやっていて見ました。
マスコミ的に注目の的で
度々テレビや新聞で取り上げられて
いますが、
大抵「行政批判ありき」だったり、
「絆が薄れて」とか「法の壁」とか
決め付けて取り上げているので
あまり好きではないです。
土曜の番組も
行政と法律に対する批判と、
やたら不安を煽るような
構成で
じゃあ、現状の法や制度の中で
個人個人がどういう対策を
とれるのかということに
触れておらず残念でした。
この点、
成年後見制度をもっと活用すればいいのにと
思います。
成年後見は、自分で財産を管理したり、
契約したりする判断能力が不十分な人を
サポートする制度。
ただ単にお金を預かって管理する
だけと思われがちですが
(それも重要なことですが)
後見人は、
生活全般、病院や施設との契約などの事務も
しますし、
それらをするにあたり
本人の体や心の状況、生活の状況に配慮することが
法律上求められています。
土曜日にテレビでやっていたケースは、
姉が病に倒れ亡くなり、知的障害の妹も
自分では何もできず亡くなってしまったというケースですが、
知的障害の妹に専門家の後見人がいれば
良かったのにと僕は思いました。
ちゃんと、本人のことを考えてくれる
人が後見人になることが前提ですが、
そういう人なら月1程度ご本人に
会いにいきます。
その中で、もし施設に入ったりすることが
必要ならそういう手続きもします。
お金がないなら生活保護とかも
考えます。
また、同居しているお姉さんが仕事がなく、
体調も良くないという状況にも
もっと早く気づくことができたと
思いますし、お姉さんが一人で
妹のことをすべて背負い込むことも
なかったと思います。
お姉さんの気持ちが楽になれば
もっと別の方向性も
考えられたと思います。
僕のような赤の他人が後見人を
やるケースというのは、
その多くが、ほんとに身寄りが
ないか、いても疎遠だったり、
高齢や遠距離でご親戚が
関われないケースです。
後見人がつかなければ
番組で取り上げたようなケースに
なりうるケースとも言えます。
例えば、僕が担当している
認知症の方は、
後見人がつく前は、
自宅で片付けもできず
食事や病気のケアも
不十分なまま不衛生な状態で
生活していました。
僕が後見人として担当して
老人ホームへ入り、
そこの職員の方々と
相談しながら、
ご本人のためにどうすればよいか
考えながら対応していますので、
ほんとに自宅の頃より、
体の状況も良くなり
お元気に過ごされています。
別の入院されている方の
ケースも近々、病院の先生などと
カンファレンスの機会があります。
そこでより良い方向を模索できると
思います。
後見人がつくことで、
ぐちゃぐちゃになっていた金銭管理などが
整理されるとともに生活が改善されることも
多いのです。
後見人が
財産を管理したり
何かの契約を代わりに
やったり、
法律的なことを
するわけですが、
その目的は
ご本人がその人らしく
生きていくためのサポートです。
ですから、医者でも消防士でも
行政の福祉課の人間でも
ないですが、
大きく言えば、
タイトルの通り
「成年後見人がご本人の命を守る」
と言えると思います。
そのぐらいの気概で僕も
取り組んでいきたいです。
「でも、金持ちしか使えない」という
声が聞こえてきそうですが、
完全に誤解です。
(NHKですらそういう誤解をした番組を
製作しているようですが)
成年後見人(法定後見)の報酬は、
家庭裁判所が本人の財産状況などをみて
決めます。
ですから、お金持ちであれば
報酬は高いけど、
お金がない人の場合は
ほんとに微々たる報酬しか出ません。
だから後見人をつけたから
本人の生活費がなくなるような
状況はおきないのです。
親戚からとることもありません。
だから、ぜひ成年後見制度を
もっと活用してほしいし、
まずは、もっと知っていただきたいと
思います。
宣伝にはなりますが、
4月12日に「成年後見」のセミナーを
やりますのでぜひ時間のある方には
参加していただきたいなと思います。
それでは、週のスタート月曜日
頑張って行きましょう!!
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