こんばんは。
今日は、世の中的に休日と
平日が半々で入り混じってる
感じで不思議な一日でしたね。
ところで、震災後に
普通のお茶類がコンビニで
売り切れ続出だったころ
仕方なく「ジャスミン茶」を買いました。
これがおいしくて
今でもちょこちょこ買っています。
心落ち着く味(香り?)です。
さて、震災以来、
「いつ何があるかわからないから遺言は重要である」
ということは何度か書いてきました。
また、遺言がないよりもある方が、相続が争族に
ならないためには良いのも確かです。
でも、津波対策をしっかりしていたのに
多大な被害が出てしまったことを
思う時、ほんとに遺言で大丈夫か。と
考えさせられてしまいます。
津波対策といえば
高い防潮堤などの壁。
これがあるために安心しきって
避難が遅れてしまった人が
たくさんいたと言われています。
10mの壁でダメなら
15mにしようというような案が出てきそうです。
山を切り開いて高台に
町をつくる計画も出てきています。
ですが、無理やり切り開いたら
今度はなんらかの災害で土砂崩れなどで
犠牲になる人が出てくる気がします。
どちらもやらないよりは
やった方がいいと思います。
でも、想定外のことも起きるのは
仕方のないことですし、
100%安全になることなんて難しいと
思います。
大事なのは、
より良い対策をとった上で
それだけで安心しないことだと
思います。
気持ちを張り詰めて生きていくという
意味ではないですが、
いざというときは
やっぱり、「壁」とか宛てにせず
車も家も捨てて逃げる覚悟や
心構えを日頃からもっておくという
ことが重要な気がします。
それと同じようなことが
相続争いを防ぐためにも
言えると思います。
専門家として言うことじゃ
ないかもしれませんが、
遺言だって完璧じゃありません。
もちろん、現状考えられる
最高の遺言内容を
考えます。
遺言者の意思を尊重しながら
様々な事態を想定して
なるべく争いが起きないような
内容にします。
そう言う意味では、津波対策と同じです。
津波対策でいうところの「壁」に相当するものを
作ります。
でも、いざ蓋を開けてみたときに(遺言者が亡くなったときに)
人間関係や財産状況ががどうなっているかはわかりません。
もちろん多くの場合は、遺言があったことで
相続手続きがスムーズに進むと思います。
だから、きちんと書くに越したことはありません。
ですが、やっぱり今回の震災のように
想定外なことが起こってしまうことも
ありえます。
「壁」だけを宛てにするべきでないのと
同じで
「遺言」だけを宛てに
するべきではないと思います。
相続争いが起こってしまう
根底にある人間関係を
日頃から良好にしておくことが
大切なのではと思います。
もちろん、全く好き嫌いもない
喧嘩もしないそんな人間関係は
かえって不気味です。
ですが、
ボロボロな
家族関係にならないようにする
最低限の繋がりとか、
信頼関係とか、誠意ある生き方とか
そういうのって必要だと思います。
みんながみんな我がまま
言いたい放題だったり、
逆にちょっとしたことで
相手を完全に拒絶し、許さなかったり。
そういうことをしてたら
遺言を書いてても
遺言ではカバーしきれない
問題が起きてしまった時には
多少の見解の相違などにとどまらず
相続争いが
収拾がつかなくなる気がします。
津波対策と相続争いの防止策を
比べて考えてみたときに
「防潮堤」というコンクリートの壁とか
「遺言」という紙のように形あるものに
人はすがりがちですが、
それだけでは解決できない日々の
人としての生き方・考え方が問われているなあと
感じます。
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