私の考える敬老とは | ハーモニカ行政書士ナカミチ遺言相続成年後見 スペシャリストへの道

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ハーモニカを愛する自称情熱系行政書士の成長日記です。


シルバーウィークなるものも、終わりましたが振り返ると先週の木曜から毎日人と会い外食の日々。

昼間もけっこう予定がびっしり、夜は終電近くなりという毎日だったので疲れるのが当たり前。

連休最終日は、夕方までほとんど寝てました。これで、心身ともにだいぶ回復しました。


さて、そんなシルバーウィーク。

高齢者サポートを手がけていこうという私が敬老について語らないのもおかしいだろうと思い、今日は私の考える敬老について書きます。


敬老とは、「老いを敬う。」

では、老いを敬うにはどうすればいいのでしょう?


プレゼントをあげる。

体が不自由なので重いものを持ってあげる。

普段会えないので、休みの日に会いに行って一緒に食事する。


普通はこういったことをするでしょうし、それはそれでもちろん相手も喜ぶと思います。


ただ最近、私がお年寄りと接していて気付いた、老いを敬うために一番大切なのは

何をするかということより「相手の気持ちを考える」ということです。


お年寄りの方は、我々より圧倒的に長い人生を歩んできてますから、様々な経験を

していて、その中で、ご自身の人生観、価値観、思いというのをそれぞれがもっておられます。

我々の世代でも、そういったものはすでに個々にちがうなあと思いますが、長く生きてこられたのですから尚更です。

そして、お年寄りが望んでおられるのは、若い人に親切にされたいとか、助けてもらいたいとかいうより(もちろんそうしてもらいたい面もありますが)、自分の人生観なり考えに従った生き方をし続けて死にたいということではないかと思うのです。


だからこそ、その人の気持ちを考えることが大切で、その人の気持ちを考えることが

その人の人生観などを尊重することになり、人生観を尊重するということは、その人が長い間生きてきたことを尊重することになる。よって老いを敬うとういことにつながると思うのです。


まあ、人生観とか言っても大げさなことではなく、甘いものが好きとか嫌いとかそいうことも含めてのその人の考え、気持ちということですが。

つまり、若いならいざ知らず、お年寄りは体にいいからと嫌いなものを食べさせられるより、多少体によくなくても今まで食べてきておいしかった物を食べて余生を過ごしたい、それが一番幸せなのだと思います。


私も、掃除を手伝ったりするときに、力があるから重い物を運べばいいんだということではなく、「普通の人なら捨てるな」と思うものでも、その人にとっては捨てたくないものなら、それを運ばないでとっておいてあげる、あるいはいい保存の仕方を一緒に考えるみたいなことが大事だと思ってお年寄りと接しています。


だから、アイデアを求められたら助言しますが、そうじゃない限り、相手の気持ちを尊重し、相手のペースで対応する、これこそが老いを敬うってことだなあと思う今日この頃です。


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