大災害の最中、唯一倒壊を免れたマンション

そのため住民以外の人々が押し寄せてきてしまう

そこで、行動力があるヨンタクがリーダーとなるが？

鑑賞日　2024年1月7日

映画館　キネマ館

仕事や学業で疲れ果てたときでも家に帰るとホッとするもの。

もっとも、家の定義は人それぞれですが、心休まる場所は欲しい所です。

本作はそんな居場所の話。

自分が住んでる建物以外が全部倒壊してしまった！？という中々の絶体絶命っぷり漂う作品となっています。

ポイント

本作のポイントは居場所を守るため。

大災害であらゆる建物が倒壊したソウル。

そんな中、唯一倒壊を免れたマンションに次々人々がやってきたため、元から住んでいるミンソンとミョンハの夫婦は次第にピリピリしていく住民たちに戸惑いを感じていた。

そこで元から住んでいる住民が結束することになり、そのリーダーとして火事に飛び込んでいった事が評価されたヨンタクが推薦され、やってきた住民たちを追い出す事となる。

最初は戸惑っていたヨンタクだったが、住民をまとめるうちにリーダーらしく振舞うようになる。

その姿に惹かれるミンソン、一方ミョンハは暴力的なヨンタクに違和感を感じていた。

果たしてマンションはどうなってしまうのか？

大災害で舞台となるマンション以外建物が倒壊している状況も最悪ですが、それ以外にも猛烈な寒波に襲われておりマイナス20℃を記録。

そりゃ雨風が防げないと・・

また、本作の物語は災害から数日が経過しているのですが、一行に外部から助けに来ないという事は韓国全土、ヘタすりゃ地球規模で災害が発生しているようで。

マジでココ以外全部倒壊状態です。

見どころ

見どころは中盤、ヨンタクの正体。

リーダーとして皆をまとめるヨンタク、しかし彼には秘密が・・

予告編からして予想はついてしまっていますが、やっぱり衝撃的です。

気になるところ

気になったところは後半の展開がなし崩しになってしまっている事。

結局有耶無耶にされてしまったような。

ツッコミどころですが・・

（致命的なネタバレ、未視聴の人は注意）

間違えるなよ、婦人会長

中盤まで緊張感のある展開だったのですが、後半に緊張の糸が切れてしまったのか様にグダグダになってしまう本作。

とはいえ集団の狂気と視野の狭さ、排他主義の横行などまさにデストピアっぷりに溢れている作品となっています。

やはり困ったときは助け合い精神が大切です。

集団の狂気といえばコレかと。

ココ以外全部倒壊 コンクリート・ユートピア