卒業式が前日に迫ったとある高校

そんな中、各々特別な思いをもった女子生徒達がいた

彼女たちはどのような卒業式を迎えるのか？

鑑賞日　2023年3月26日

映画館　キネマ館

学校における一大行事の一つである卒業式。

慣れ親しんだ学び舎を後にする重要な場となります。

もっとも、髪型が気に食わないとしてバリバリの人種差別が行われたのはやっちまった感があります。

まあ、私の時も卒業式直前に喫煙で補導された生徒が存在しない扱いされていたので似たようなものなのかも。

さて、本作はそんな卒業式を前にした生徒たちの話。

各々悩みは異なるのですが、卒業式に解決できる？

本作のポイントは葛藤の卒業式。

卒業式前日、卒業式の予行練習に挑んでいた生徒たち。

その中には彼氏と喧嘩して以来気まずい由貴、卒業ライブの段取りに悩む杏子、人付き合いが苦手で教室に居場所が無い詩織、そして卒業生答辞を任されたまなみ。

各々悩みを抱えたまま卒業式を迎えようとしていたが、まなみはある出来事が尾を引いてしまっていた。

果たして彼女たちはどのような卒業式を迎えるのか？

由貴の悩みは青春あるあるなところですが、他の三人は中々一風変わったもの。

あと詩織の場合は相談した相手があまりよろしくない気もするけど・・

見どころは後半、家庭科室での出来事。

料理部だったまなみにとっては心安らぐ場所。

というのも、彼女には親しい男子がいたけど・・？

今まで写っていた家庭科室と違うポイントに気づくとその後の展開がすんなり入ってくるかと。

気になった点は校舎の取り壊しの設定が弱い事。

今の校舎での最後の卒業式ということになるのですが、イマイチその設定が生かし切れていません。

４人の展開が別々で進んでいくのですが、まなみと杏子だけちょっと関係があったりします。

卒業式のドギマギ感を懐かしく感じることのできる本作。

当時を懐かしむのもよし、こんな卒業式を迎えたかったと思うのも良しです。

ただ、校舎の窓ガラスを壊してまわったらいけません。

窓ガラスも貴重な備品です。

旅立ちの日 少女は卒業しない