新聞の挿絵で一家の生計をになっていたルイス

そんな折、妹達の家庭教師のエミリーと恋に落ちる

そして、ルイスはネコのイラストで人気を博すが？

鑑賞日　2023年1月8日

映画館　キネマ館

本日２月２２日は言わずに知れたネコの日。

愛玩動物として人気のあるだけでなく、その愛くるしさは様々なアイテムにもなっています。

そんな猫のイラストレーターとして第一人者と言われるルイス・ウェインの半生を題材にしたのが本作。

愛らしい猫の絵には様々な苦難と絶望が詰まっていたようで。

なお、本作でルイスを演じたのはベネディクト・カンバーバッチ。

よもやこのような役を演じることになろうとは・・

本作のポイントは猫にかけた人生。

貴族ながら早くに父を亡くし、母と妹達を養うことになったルイスは新聞の挿絵で何とか収入を得ている状況。

そんな折、妹達の家庭教師として住込みで働くことになったエミリーと次第に仲良くなるルイス。

一方、猫の挿絵が評判になり、新聞以外の仕事も増えたことで生活も好転。

そして、周りの反対を他所にエミリーと結婚、猫に囲まれた生活を送り始めるも程なくエミリーの病気が判明。

悲しみに暮れるルイス、しかしその悲しみが彼が描く猫にさらなる力を与えていく。

だが、次第にルイスの心が壊れ始めていた。

果たしてルイスが描く猫がどうなっていくのか。

愛する妻が結構早くにお亡くなりになってしまい、以降はどんどんおかしくなっている展開に。

また猫も比較的写実的な前期から人間の仕草をする中期、そして奇抜な代物に。

それだけ書いてきたといえるのかも。

見どころは中盤、エミリーの最後。

病気によりどんどん衰弱していくエミリー、最後まで付き添うルイスだけど？

本作で最後のほほえましいシーンだったりします。

気になった点は意外と猫のイラストがあまり登場しないこと。

特に後半はルイスが病んでしまうこともあり、奇抜な絵が少し見れるだけだったりします。

どうしても病んでしまう展開のため、見ていて辛くなる本作。

とはいえ、彼がいたからこそ猫の絵があふれる社会になっているとも言えます。

本作を見て彼の功績を称えるも一興です。

猫を愛らしさ描きます！ ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ