二人目の天使のこと3

この記事は2010年11月に死産した二人目の天使のことを当時アメンバー記事で投稿していた記事を一部編集して載せてます。

2010.11.16
お腹の赤ちゃんのこと…
ｱﾒﾝﾊﾞｰさんにしか報告していないのでみんなに嘘を付いてるような気分で心痛かった…。

今日はたくさん心が折れて旦那ちゃんにも悪態ついちゃった。

病院dayでした。
今日はもうｴｺｰもしてもらえず分娩日と出産方法についてのお話しだけでした。
その中でたくさん人工中絶と言う言葉が出てきて悲しかった。
入院受付のおばさんなんて大きな声で
『あなたは中絶だから保険は利かないから』
とか、中絶って言葉を回りに聞こえるくらい大きな声でたくさん繰り返してまるで親の都合で子供をおろすみたいな言い方されて頭にきた。

私の中では出産だと思っているのに出産や分娩と言う言葉は一度も出てこなくて、もらった書類も人工中絶の承諾書…。

極めつけは法律上、胎児が病気だからやむを得ずという項目はなくて書類上は経済的理由になると言われて泣きました。

私はその場では上の空だったので帰りの車の中で旦那ちゃんにその説明聞いて、

『そんなの納得できないってなんで言ってくれなかったの！』
って泣きました。

『そんなんじゃ私、承諾できないからｷｬﾝｾﾙして！親の都合で中絶する人と一緒にされるなら自分がどうなってもこの子が生きてる間は処置はしないから！』って…。

旦那ちゃんは
『なつの気持ちはそうかもしれないけど赤ちゃんの気持ちはどうなの？赤ちゃんお腹の中で苦しい思いしてるかも知れないし生きて産まれたとしても人工呼吸器が外せないまま苦しい思いして短い時間を終わるんだよ。何よりこのままにしてたらなつの体が危なくなるんだよ』
って。その時私、言ってはいけないこと言っちゃった…。
もう二度と言わないと誓った言葉…。

『赤ちゃんと一緒に逝ってもいい…』

旦那ちゃんは黙っちゃった…。
顔見れなかったけどたぶん泣いてた…。

今のなつはひとりになって冷静になった方がいい。

なんでまた私たちが選ばれたんだろう…。
どんなに考えても答えがでないよ…。
やっとつわりも終わりかけて安定期に入ると言うのに…。
不妊治療からﾍﾊﾟﾘﾝ治療、流産、死産を乗り越えて頑張った結果がこの結果…
神様が与えた試練というならこんな試練はいらない。残酷すぎる…。
本当にこんなの納得できないよ…。

『かなちゃん』

私達の願いを叶えてくれる子で
『かなちゃん』
心拍確認されてから二人で呼んでいた名前。

今度こそ笑顔で会えると信じていたのに…。

全部悪い夢だよね。
そうだと言ってほしい…。
さよならはしたくないよ…。




ごめんなさい…。
感情的になっちゃった…。
あとわずかだけどまだお腹にいる我が子の為にしっかりしなくちゃいけないよね。
責めてお腹にいる間だけでも笑って話しかけてあげないとね…。

ｱﾒﾝﾊﾞｰさん今日はごめんなさいでした。
お風呂で涙洗い流してきます。
この場、気持ちを吐き出せる場、聞いてもらえる人達がいて本当に良かった。
いつもなつを見守ってくれてありがとうです。
そして読んでくれてありがとうでした。

泣き虫なつより。