スキンケアはお肌の環境整備です
正確には、お肌の中の
表皮という部分の環境整備です
簡単にお肌の構造を下から説明しますね
皮下組織
真皮
表皮
と何十層も重なっています
真皮などで栄養を蓄えて、
表皮で皮膚が作られます。
皮膚は新しい皮膚におしあげられて
表面に出てきて、
老化角質となってはがれ落ちる
これがお肌のサイクルの一つです
さて
『お肌は排出器官であり吸収しないから
スキンケアは意味ない！！』
『コラーゲン配合ってあるけど、
コラーゲンは届かないから意味ない！！』
皆さん、一度は耳にしたことがありませんか?
これですね…多分、
論点が
違います‼️笑
皮膚を作る表皮のさらに下の真皮にある
血管やコラーゲン繊維、エラスチン繊維
にスキンケア製品はほぼ届きません
ちょっと難しい事を言いますと、
スキンケア製品の分子が大きくて
真皮にある血管たち網目を
通り抜けられないのです
たしかに、真皮に届けたいのであれば
スキンケアは無意味でしょう
皮膚はどんどん生まれ変わる
排出器官だといえます
だけど、スキンケアはあくまで真皮ではなく
表皮の環境を良くするために
やっているのです
ちょっと想像してみてください
例えば道路
道路を作り、整備するのは専門業者
そしてゴミはゴミの業者が回収します
私たちにその仕事はできません
ただ道路に落ちているごみを拾ったり、
たまには道端の草をむしったり、
近所を掃除したりしますよね
キレイな道路は、
専門業者と私たちによって成り立っています
意味ないよ!という人たちは
この業者にアプローチしないなら意味ない!
と言っているようなものです
業者は皮膚でいうと細胞たちです
私の言うスキンケアは、
私たちがする道路のお掃除の方です。
いくらごみ収集の車でも落ちている
空き缶に気づかないこともありますよね
『缶を拾ってゴミ箱に捨てる』
そこをしようと言っっているのです
そうして、環境が整った道路は
私たちも気持よく使えるし
ゴミ収集の車もしっかり回収できます
道路整備の業者だって、
きれいな道路を整備するのと、
掃除してから整備するのでは
労力も違いますよね
スキンケアって、
そういう環境整備だと思うのです
これを皮膚の話に戻すと……
細胞にアプローチするのではなくて
良い環境で皮膚が生まれて、
良い環境のまま押し上げられて
良い環境で角質に変わっていったら
細胞は元気そうだと思いませんか？？
そしたらお肌はキレイそうだと思いませんか？
という考え方です
逆に環境が良くなかったら、
細胞は、お肌は、どうでしょう…？？
だから
真皮うんぬん、排出器官うんぬんではなくて
表皮の環境を良いものにしよう!
というスキンケアをお伝えしています
どうやって皮膚ができていくかなんて
私たちはわかりません
そこにアプローチしようなんて
おこがましい話です
私たちが出来る事って本当にわずか
環境整備くらいなのです
あとね、雑談でコラーゲンの話
コラーゲンは水分を含みやすいという性質を持っています
だからコラーゲンが真皮のコラーゲン繊維に届かなくたって
表皮でみずみずしく水分を保てるのなら
それで十分だと思いませんか？？
「コラーゲン含有」って書いてあったら
私は素直に「いえーーい」ってなります笑
最後にもう一度
私たちができるスキンケアは
お肌の環境整備程度です
だからこそ、環境整備をして
新しい皮膚を良い環境で迎えてあげたいですね♡♡
