僕自身はお正月が誕生で、子供の頃はあまり自分の誕生は好きではなかったんです。
クリスマスと、お正月と、誕生日…。
なんか「まとめられて」しまったりすることも…。
そんなこともあって『誕生日』というものに、特別な思い入れはなかった僕ですが、自分の、そして自分以外の誰かの誕生にじんわりと感謝と喜びを感じられることに自分自身の心境の変化を感じています。
10年以上前の自分を考えると、純粋に自分や誰かが「生まれてきたこと」に、その存在に感謝することを“意識”したことはなかったかもしれない。
あまりにも、自分が今ここに存在していることが『あたりまえ』になり過ぎていたんだと、今では思う。
自分の存在があたりまえになってしまっていたからこそ、与えられないもの、思い通りにいかないことにばかり心を奪われていたのだろう。
プリマリアと出会って10年が経ち、本当にささやかな日常の中に喜びを感じられる、その喜びを分かち合えることに深い感謝があります。
そして、そのさまざまな「思い」を感じることができる自らの存在と、そのことを気づかせてくれたプリマリアの存在に…。
生まれてきてくれて、ありがとう。
プリマリアが生まれてきてくれたことはもちろんのこと、僕自身が生まれてこれたこと、そのこと自体にも、奇跡を感じています。