感情には「私が意識で認識できる感情」と、思考や感情的反応のパターンの前提になる『魂からの感情』があるのです。
多数のクライアント様の『前世人格』との対話をしてきた僕の経験から、今日はお話をしたいと思います。
10年以上前に読み、僕が大きな影響を受けた書籍のひとつに『神との対話』があります。そのなかで
『感情は魂の言語』
という表現があります。
さまざまなセッションを通じて、顕現する(現れてくる)『前世人格』たちは、今なおその「意識」を生きていた当時のままに、存在しているのです。そして、その前世人格たちは「現世の者」に対して、訴えかけ、語りかけ続けているのです。
SAM前世療法のセッションでは、その「前世人格」の生涯の時代背景やその方の深い精神的葛藤に触れることがあります。対話をし、必要があれば「魂へのヒーリング」をさせていただくこともあります。
もし、「前世人格」が肉体を持って、あなたの目の前に現れたとしたら・・・。
おそらくあなたはその方が「自分自身の過去生のその人」であると、思いもしないでしょう。
『あなた、誰ですか?』
という印象を受けることでしょう。
セッション現れてくる彼ら(前世人格)は、その生涯において魂に深い傷を負っていることが多く、その思いを現世の者に伝えたいと訴えてくるのです。しかしながら、彼らは「肉体」を持っていない。だから、「こころ」を通じて訴えるしか方法がないわけです。
理由の分からない感情や思いや、理屈で考えると特に問題になることではないのに、どうしても自分はそれをすることができない。というようなブロック・・・。
数々の転生の中で、魂は様々な経験をし、能力や才能を磨き上げてきています。それは現世における、その人の個性や能力、才能として現れることもあれば、その才能や能力の『使い方』がわからないために、その才能で苦しむ、というケースも多くあります。
わたしたち一人ひとりの「たましい」は、途方もない回数の転生を繰り返しているケースもあれば、「人間として」地球に転生することが始めて、というケースもあります。(ex. 今から7000年前、古代エジプト原始王朝時代、という方もおられました。)
紀元後の2000数年の現在、うお座の時代を経て、水瓶座の時代に入ってきています。
過去2000年の歴史のなかで、キリスト教の台頭に伴い、男性優位の社会や文明が形成されていく中で『女性性』は虐げられ続けてきた、という背景があり、魂的にも『女性性の傷』というものが、色濃く残っているのを感じます。特に今生において「女性」として生まれてきた魂たちは、
「虐げられてきた女性の嘆きと、男性への恨み」
という深い魂の傷が、「理想のパートナーシップを求める」気持ちの裏側に隠れているのです。
もちろん、今生女性であるけれど、セッションにおいて男性が現れたケースも多数あります。
すべての生で魂に傷を負うわけではありません。生涯を終え、霊界で自身の生涯を振り返ったときに癒されるケースのほうがほとんどです。その場合は、磨いてきた霊的な資質や才能、能力は比較的次の転生において、活用しやすい状態になるようです。が、傷を負ってしまったとき、その時代に磨いた資質が傷とセットになるので、現世において苦しみの原因になるようです。
しかしながら、すべての前世人格は「今生のあなた」(現世の者)を、苦しめるために『魂のメッセージ』を送ってきているわけではありません。
あなたが深いところで感じている(しかし、それは意識は上がりにくいものではあるのですが)、その感情は、『読み解き方』さえ、理解することができれば、それは「数々の同じ魂を生きたわたしたち」の、現世のあなたへのエールなのです。
スピリチュアルコーチングでは肉体を持った霊だと基礎をお伝えしていくので認識していきます。
自分についてわかるとすべてのことに通じたことなのだと分かるようになるのですが、最初は日常での自分の意識を知るため地味な作業になるので、ガイドとのコンタクトにまた、ツインソウルのこととは別のことに感じるかもしれません。
けれどガッツリつながっていることを取り組み続けた方は体験することでしょう。