インターネットが『情報』というものに、革命を起こしたのは
いつだっただろう?
ネットが普及していなかったころ、「情報」を求めるときに
人は“本”に頼ったと思う。
人によっては図書館によく足を運んだ。という方も多いと思う。
ネットが普及して、情報を調べる、探す、ということについては
本当に便利になった。
それと同時に「役に立たない情報」もあふれかえっているのが
正直なところではないだろうか?
調べ物がある。といって図書館に行く。
そこにあるのは、著者や出版社の編集者や、そういった人たちの
人生をかけた努力の結晶が、本棚に所狭しとならんでいる。
『本になっているもの』って、そのほとんどが著者の体験を通して
かたちになっているもので、単にその人の「考え」を文章にしたもの
ではないはずなんだ。
そういう意味でも、自分が求めるものが“情報”なのか、
それとも“体験”なのか?というところを考えておきたいと思う。
“情報”は単にデータにすぎず、
“体験”は、あなたという人物を作り上げる。
(2018.11.05.)