前回、「ブログ」っぽいことを書いたのは4月の半ばでした。
もう、2か月経ってますね。
人って、油断しているとどこか“当たり前”になってしまうところがあって、
いろいろなことに感謝を忘れてしまうものですよね。
考えることをしなくなると、人は想像力を枯れさせてしまいます。
想像力が枯れてくると、「創造」的に生きる方向ではなく、
過去のパターンを繰り返すような、『反応』する生き方になっていきます。
そうなると、自分の可能性を狭めていく方向に行ってしまうのです。
「想像力を働かせる」ということを、前の記事で書かせて頂いたのですが、
日頃、僕が“意識的”にやっていることを、少しご紹介しますね。
個人的には「サラダ」が好きで、時折ランチのサラダバイキングを
食べに行ったりします。
そのサラダを食べるときに、
・これだけの食材を揃えようと思うと、
一人で買うとしたらいったいいくらかかるんだろう?
・この野菜は何処で採れたんだろう?原産地は日本じゃないよね?
・これだけの種類のサラダを作るとなると、仕込みの人は何時から
働いているんだろう?
・毎日、たくさんの食材を運んでくる配送の人がいるんだよな。
みんなが寝ている間に、トラックを運転して運んでるんだよな。
・おなかがすいた時に、こうしてお店に来て、すぐにこれだけのサラダが
食べられる。しかも、この金額で。これってすごいことだよね。
とか、何とか思いながら、目でも楽しみながら、想像力を膨らませながら
サラダを食べたりしているのです(笑)。
こんなことを考えていると、不思議とすごいな~って気持ちと、
感謝の気持ちがわいてきます。サラダもとてもおいしく感じます。
サラダのランチバイキングのお店だから、サラダが食べられるのは、
『あたりまえ』と言えば、当たり前です。
でも、それを「あたりまえ」にして終わらせてしまうのか?
「想像力」を使って、自分の感情を感謝で満たして、美味しくいただくのか?
おなじ金額を払っても、自分自身が感じる『満足感』は雲泥の差です。
「美味しいものを食べる」と「美味しく食べる」
これは、一見同じことのように見えるけれど、全く別のこと。
そして、心の健康にとっては、後者がとても重要なんです。
で、一つ、このブログを読んでくださっている方にやってみてほしいな。
と思うのですが、何か一つのモノを手に取って、それを見ながら
『感謝』を心の中に創造してほしいのです。
スマホからこのブログを読んでくださっている方は、そのスマホでもいいし、
缶コーヒーを飲みながら、僕の記事を読んでくださっている方は、その缶コーヒーでもいい。
ほんとうに何でもいいです。
意識的に想像力を働かせて、『感謝』や『驚き』を自分自身の心の中に湧き上がらせてみてください。
こういう、自らが作り出した感情を、僕は『能動的感情』と言っているのです。
一方、普段の感情の多くは、過去の体験の再生から生まれる、『受動的感情』と言っています。
この「受動的感情」は、今、目の前で起こっていることよりも、過去の自分の体験や経験、刷り込まれ、固定したイメージやパターンによって、生まれることがほとんどです。自分が意識していないうちに。
そして、この“能動的感情”を生み出すことを訓練していると、
自分の「感情」を自分が創り出し、精神的、肉体的なコンディションを
かなり良い状態に保つことができるようになってくるのです。
感情に振り回されるのはなく、感情を自分のツールにすることができるのです。