「原因」と「結果」の法則①
ジェームズ・アレン著 より
~ 穏やかな心は、真実の海の中・・・
水面から遠く離れた、
いかなる嵐の影響もおよばない
永遠の静寂のなか・・・に住んでいます。~
アレンの言葉、僕は好きです。
この一節は、原因と結果の法則、第1巻の最後の章の冒頭に
書かれているんですが、この章の素敵なところは
『では、どうすればその穏やかな心を獲得できるのか?』
ということは“書いていない”んですね。
この章に書いてあるのは、
“穏やかな心”を持つこと、持てるよう努力することの結果が
人生においてどのように現れてくるか?ということなんです。
これって、「問いかけ」だと思うんです。
そして、アレンが
「こうしなさい」と書くことは、“その人”が
『穏やかな心』を獲得することに関して意味がない、
ということを悟っているのでしょう。
心は、誰かの指示で変えられるものではないから。
心は、それ自身、或いは魂からの声以外に変えられないから。
こうしなさい、というのは「Do」何をするか?であり、
穏やかな心、というのは「Be」在り方のことだから。