予告どおり劇団軌跡さんの「君にMerry Xmas」の感想です。
劇団軌跡ホームページ
先のエントリでも書きましたが面白かったです。
存分に楽しめました!
今回は何気にタイムスリップもの!
少々混乱する所もあるけど、それはそれ。大した問題じゃないのでOKです。
というかギャグシーンがかなりメタフィクション的っていうのかな?そういった感じでかなりのぶっとんでいてこれはこれでアリだな、と。(笑)
つか、登場人物の配置が去年12月の「Merry Xmas for you」とほぼ同じという。
ある主人公の集団
それに敵対する集団
上記二つの集団に巻き込まれる一般の人達
という構図が・・・。(笑)
ただむしろこれは今後もこういう配置で行って欲しいけどね。
人数も多くなってさらにダンスや、後半の大立ち回りも良い感じのなるので、形式美というかそんな感じ。
今回印象的だったのはアクション部分。
かなりマジな展開でのアクション(というかバトル)がギャグテイストな作品世界にあってこれがまた作品全体を引き締めて良い感じでした。
深刻過ぎないのもいいよね。
んで、お話は中野明という脳に関する学者が開発した人を操る事の出来るチップを巡るお話。
ブラックキャット(うろ覚えだけどあっているはず)とう裏の組織が入手しようとするのですが、追い詰められて中野明は息子の優輝(ゆうき)と星奈(せいな)にそのチップを渡し、また過去へ行ってこのチップを思いついた切っ掛けとなった神田舞という少女に会わないようにして欲しいと送り出します。
そこから始まるホテルでの大騒動!
20年前に遡り、さらにそこから10年前にまで遡ります。
その騒動で舞の出会う人々の暖かさ。
星奈とブラックキャットのヴィーナスの因縁。
ブラックキャット内での内部抗争。
ホテルのオーナー橋本浩二の就任10周年パーティに呼ばれた劇団員達とブラックキャットの戦い等々・・・。
そして漫画家の織田英二郎。(笑)
なんだかんだあってすべては丸く収まり・・・。
ザックリと書くとアレだなぁ・・・。(笑)
まぁ、いいや、色んな方向へ話が広がって収拾付かないので人物毎に書こうと思います。(苦笑)
そうそう、自分が見たのは公演初日のAキャストなので別の回では色々と違う部分があるかもしれませんのであしからず。
神田舞
(大澤麻美)
主人公。
一人ぼっちだったのだけど、今回の騒動で親友と家族を得ることに。
要所要所で中野明と会っていたりして面白い。
最後まで巻き込まれたままかと思いきや、最後で中野明のバックで踊りながらというのは絵としてカッコよかった!
中野明
(久賀健治)
おじさん・・・。
おじさんではない!ちょっと老けて見える若者だ!
自虐過ぎませんか・・・?でも面白かったけど。
まさか高校生まで戻るとは思わなかった。(笑)
最終的にあの洗脳チップのデータをどう変えたのかは不明。
ダンサーを目指していた高校生の頃を思い出して最後に敵を倒していくのはカッコよかったなぁ。
その場面までのバトル展開でも一貫して役立たずだった事もあってかなりキたね。
中野優輝
(A:藤田秀和、B:昼田富彦)
息子。
ストーリー的にはあまり見せ場があまりなかったのが残念かな。
時間も無いしで説明をヘッドホンで済ますのは面白かったけど。(笑)
中野星奈
(A:奥田苑香、B:小田和美)
娘。
20年前は生まれる前。
何気に主人公サイドで一番強い。
兎に角カッコよかったよ!
ヴィーナスとの因縁では武器を捨てた辺りが最高潮!
凛々しくてかっこよくて最高でした。
ゼウス
(田中佳人)
ブラックキャットの首領。
つか内部抗争で死んだとは思っていなかったけど、死ななかった理由が邪気眼て。(笑)
滅茶苦茶強いはずだったのに劇団員とか優輝とかに割とあっさり。
ハーデスを倒した所とか復活した所とかカッコよかった。
カッコよかっただけにあのタイムスリップの仕方はどうなのよ。(笑)
ハーデス
(長沼大輔)
ブラックキャットの首領の座を狙うナンバー2。
下種な感じが出ていた良かったけど、笑いに関してはなにもなかったのがちょっと残念だったかも。
でもこの真っ黒なキャラが居たからこそ全体が引き締まったと思います。
この役者さん去年12月の「Merry Xmas for you」だと笑える役だったのでその差も面白かった(笑えるという意味ではなく)です。
ヘルメス
(洋平)
マーズ
(仁木紘)
ほとんど二人で一緒に行動するのでふたりで一人状態。
ヘルメスはブラックキャットの二刀流の使い手・・・なんだけど・・・毎回剣を奪われないように。(笑)
マーズは・・・普通?
マーズとヘルメスは共にブラックキャットのマヌケ担当。(笑)
首領がハーデスからゼウスに戻った時のホッとした感じに物凄く共感しましたよ。
ヴィーナス
(麻生いつか)
ブラックキャットの紅一点。
無口。でも超強い。
星奈との戦いはカッコよかった!
星奈との間にあるモノがこの物語後も色々と続きそうでそれもちょっと見てみたいなと思ったり。
でもこの役者さんはもう少し筋肉を付けるかして体の線をシャープにして欲しかったな、と。
体つきが強く見えない・・・。(苦笑)
早稲田洋
(米本祐樹)
劇団員の団長さん。
この役者さんを見に行ったのが主目的といっても過言ではありません。(マジで)
今回はあまり活躍の場がなくてちょっと残念。
でもかなり目立っていたし良い感じ。クドイのはご褒美です。(笑)
つか、流石にラーメンとかの麺の湯きりに使う道具で戦うのは吹いた。(笑)
しかも強かったりするのはある意味卑怯。(笑)
去年12月の「Merry Xmas for you」でつかったブラックサンタの姿が見れたのでちょっと嬉しかったり。
つか・・・物語の最後・・・あの麦藁帽子はなに・・・?
卑怯ナリ!(笑)
高田健
(渡辺隆行)
馬場太朗
(A:原田男、B:鳴海崇志)
二人合わせて高田の馬場!
ええい、くどい!(もちろんいい意味で(笑))
馬場が腹痛で退場した所に優輝が入ってバトル展開になるのは上手いなと。
上野美鈴
(A:五味紗也香、B:上杉桃子)
町田里美
(A:松田泉、B:鈴木瑞紀)
大久保唯
(A:浅井柚香、B:中川徳子)
申し訳ない!
誰が誰だが覚えてません・・・。
ただ、ホテルの地元の女優がバック転したのは凄かったなぁ。
賑やかしの感はあるものの、劇団の楽しそうな感じとかよかった。
品川一郎
(小泉知彦)
大塚詩織
(A:伊藤友香、B:佐藤ともみ)
新婚夫妻。20年前から更に10年前の。
この夫婦の飛ばしっぷりとかその後騒動に巻き込まれていく様とか20年前での再登場とか見所満載。
実はこの品川夫妻今作ではお気に入り。
つか再登場の品川一郎カッコよすぎるだろ。(笑)
最初誰だか分からんかたよ!
橋本浩二
(横堀宇太郎)
ホテルのオーナー。
活躍自体はあまり無いけど、なくてはならない人。
オーナーの感じが似合ってました。
織田英二郎
(遠藤航)
漫画家。
ある意味大活躍。(笑)
ストーリー的には漫画も売れている様子なのでまぁいいけどね・・・。
そして今回のこの公演で一番の”これはひどい”なんだよね。(笑)
もちろんいい意味で。
ツーピースって何よ。ツーピースって。(笑)
つか、ラストェ・・・。
今回も本当に楽しませていただきました。
これからも楽しみにしています~。