未来の出産はこうなる?”人工子宮“ 施設構想のリアルな動画の衝撃「知能指数や目の色もカスタマイズ...」
2023/01/06 12:03 配信
*画像をお借りしました
バイオテクノロジストで科学コミュニケーター、映像製作者であるハシェム・アルガイリ(ドイツ・ベルリン在住)が人工子宮のコンセプト「エクトライフ」を公開した
Mirror等多数メディアで報道され、話題となっている
リアルな画像と動画は多くの人の目をくぎ付けにし「この施設は既に現実なの⁉️」と思った人もいたほどだ
これはアルガイリが発案した再生可能エネルギーによる人工子宮施設「エクトライフ」構想とビジュアル化したCGだ
現在このような施設が実在しているわけではないが、プレスリリースの中で、理論的には「感染症のない環境の施設内で年間最大3万人の赤ちゃんを誕生させることが可能」と記述している
成長ポッド(人工子宮)は2つの「バイオリアクター」と接続している
1つは人工へその緒を経由して胎児に栄養素と酸素を供給し、もう1つは胎児か排出する老廃物を取り込む
老廃物はリサイクルされ、再び栄養素として利用される
施設は太陽光発電と風力発電からなるクリーンな再生エネルギーで稼働し、停電の心配もない
胎児には心拍、体温、血圧、呼吸数、酸素飽和度などを計測するモニターが装着されており、身体に異常が見つかった場合もレポートされる
発育状況がリアルタイムでデータ表示され、このデータはスマホアプリに転送可能
親は胎児の発育を高解像度の映像で見ることができる
また、ポッドに接続されたワイヤレス・ハプティックスーツを使用すると、胎児の動きさえも感じることができるという
十分に胎児が成長した段階でボタンを押し、出産完了となる
「エクトライフ」は構想は生命倫理の観点から物議を醸す点は多いが「エリートパッケージ」もその1つだ
「CRISPR-Cas 9遺伝子編集ツール」を使用し、人工子宮に移植する前段階の胚に遺伝子操作する赤ちゃんの目の色、髪の色、肌の色、体力、身長、知能指数などをカスタマイズできるだけでなく、遺伝子疾患を修正することさえも可能だ
このパッケージを利用すれば、健康で知能の高い人間を自在に生み出せるという
人口減少の解決策に
アルガイリによると、エクトライフは「安全で痛みのない方法で、ストレスのない出産を提供するもの」であり、実現すれば早産や帝王切開、分娩時の合併症は過去のものとなる
そして日本、ブルガリア、韓国など、深刻な人口減少に悩む国々にとっての解決策になるという
現在の感覚では「こんなことが可能になって良いのだろうか?」という意見が多いだろう
しかし理論そのものについては、今後他の医学者・科学者にも検討され「実現可能」と判断されるかもしれない
生殖医学は「神の領域」今後の議論の展開を注視したい
Yahoo! ニュース より
