霧の街 小さながま口屋【むにがま】へようこそ音譜音譜

霧の街の夜は、とっても静か。

 時々、遠くで霧笛がボーッと鳴るくらい。

そんな夜、私は一人でがま口を仕上げる。

 最後、口金をはめて、
「パチン」
と閉める瞬間。

この音が、世界で一番好き。
バラバラだった布と糸が、

ひとつの「居場所」になる音。

最近はね、がま口を作るだけじゃなくて、

 旅人さんたちの「言霊シュレッダー」も手伝ってるんだ。

心の中に溜まった、モヤモヤする言葉。

 人には言えない、シュレッダーにかけたい気持ち。 

それを預かって、魔女のところへ持っていく。

「パチン」とがま口を閉めるように、
嫌なことも全部、

綺麗に閉じ込めて粉々にしちゃえばいい。

明日の朝、霧が晴れる頃には、

 旅人さんの心が少しだけ軽くなっていますように。

さて、私もおだんごヘアーをほどいて、

 そろそろ「ぐーたら」な眠りにつこうかな。

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霧の街の裏通りへ、ようこそ🎶

10年間の取引、914件(2026年5月2日時点)。

華々しい活躍はしてこなかった、自称『底辺作家』の私が、

どうしてここまで歩いてこられたのか。

その裏側を少しずつ綴ります。



「10年も続けてすごいですね」

と言われることがあります。でも、最初から情熱が
あったわけでも、作家を目指していたわけでもありません。

実は私、裁縫が大嫌いでした。

ミシンなんて中学の家庭科以来、触ったこともない。
持っていたミシンは、身長が150cmない自分のズボンの裾上げ代を節約したくて、勢いでポチってそのまま数年間、押入れに放置していたものでした。

そんな私が「むにがま」として歩み出すことになったのは、ある夏の朝の、信じられないような出来事がきっかけでした。


1. 2016年、夏の朝。駐車場の涙


2016年。当時の私は派遣社員として働いていました。

でもある朝、会社の駐車場に着いた瞬間、どうしても車から降りられなくなってしまったんです。

ただ、涙が止まらない。
もう、無理だ

そのまま当時の部長さんに電話をして、派遣会社にも電話をして、その日のうちに仕事を辞めました。
重なる不運、張り詰めていた何かがキャパオーバーしてしまったんだと思います。

そこから1ヶ月、私はただの「プー太郎」になりました。
バイトの面接に申し込んでは、怖くなって辞退する。
自分を責めて、落ち込む日々。

手元に残ったのは、絶望と、あまりにも残酷な「」という時間だけでした。


2. 押入れの住人と、意外な「発明」


その暇を潰すために、私は本当になんとなく、数年放置していた押入れの箱を開けました。

中に入っていたのは、あのミシンと、フェリッシモで買ったきり忘れていた「がま口のキット」。

説明書を読むのも嫌い❗糸のかけ方もわからない😰
うろ覚えの記憶とネットの情報を頼りに、必死にググりながらミシンと格闘しました。

でも、いざ形になり始めると、不思議な感覚が襲ってきたんです。

……あれ? これ、意外と簡単かも。

大嫌いだったはずの裁縫が、どん底にいた私の手の中で、小さな「達成感」に変わった瞬間でした。
キットの説明書、裏表紙にあった型紙の仕組みを見て、
すぐに自分なりの「原型」を作ってみました。それが、全ての始まりでした。


3. 2016年9月9日。最初の一歩。


1個目は自分用に。そして2個目を作った時、なぜか「出してみよう」と思いました。

ハンドメイドという世界があることは知っていたけれど、まさか自分がそこに参加するなんて。

2016年9月9日。
minneに出品した「黒×白のにくきゅう柄」のシガレットケースに、注文が入りました。

「えっ!売れた!?なんで!?」
喜ぶより先にパニックです。梱包の仕方も決めていなかったので、そこからまた必死にググりました。

2016年9月14日。
宛名の住所を、間違えないように鉛筆で下書きして、その上から油性ペンで丁寧になぞりました。
発送は、ポストの口から「落とす」のがどうしても嫌で、郵便局の窓口へ。
大切なものを手渡ししたいというこのこだわりは、10年経った今も変わっていません。


4. 1300円の重み


初めて売れた、1300円。

派遣の時給とそんなに変わらないその金額は、これまでのどんなお給料よりも温かく、重みがありました。

「やるつもりなんてなかった」
「暇つぶしだった」

そんな頼りない一歩から始まった私の活動が、気づけば10年。

この「note」では、あの日の私のように立ち止まっている人や、何かを始めようとしている人に届くように、これまでの泥臭くて愛おしい10年間の記録を綴っていこうと思います。

あの時、勇気を出して窓口から差し出した小さな封筒が、今の私を支えてくれています。


月30万稼げます❗❗

なんて威勢のいいことは言えません。私は今も、自分のことを『底辺作家』だと思っています。

でも、そんな私だからこそ、伝えられることがある。

 一つひとつ丁寧に窓口から送り出してきた、その手触りだけは本物です。


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霧の街 小さながま口屋【むにがま】へようこそ音譜音譜

私の住んでいるここは、「霧の街」。

 名前の通り、いつもどこからか白い霧が流れてくる。

石畳の道は少し湿っていて、歩くとコツコツ、いい音がするんだ。

霧が深い日は、隣の家の屋根も見えなくなる。

 でも、不思議と怖くはないよ。 

霧の中にいると、守られてるみたいで落ち着くから。

この街には、時々ひょっこり誰かがやってくる。

 私はその人たちのことを、親しみを込めて「旅人さん」って呼んでるんだ。

どこから来て、どこへ行くのかは聞かない。

 ただ、ここで出会ったのも何かの縁。

旅人さんの「大切なもの」をしまうがま口を、
パチン飛び出すハート

と閉めて手渡すのが私の役割。

急ぐ必要なんて、どこにもない街。

 もし君が「旅人」としてここに迷い込んだら、 

あわてないで、ゆっくり深呼吸してみて。

おだんごヘアーを揺らしながら、 

私がどこかで、ミシンを動かしているはずだから。




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