霧の街の裏通りへ、ようこそ🎶
10周年、900件以上の取引実績。……それでも私は、底辺作家。
「自分のショップにストーリーを持たせたい」
「でも、ガチガチに設定を固めなきゃいけないの?」
これから自分のお店やお話を形にしようとしている旅人さんの中には、そんな風に「完璧」を目指して足が止まっている方もいるかもしれません。
今日は、むにがまの舞台である【霧の街】……本当は【石畳の街】の設定を例に、私なりの「ゆるいストーリー作り」の裏側をお話しします。
1. 「入り口」と「真実」を使い分ける
むにがまの紹介文では、よく「霧の街」という言葉を使っています。でも、実はこの街、本当は「石畳の街」なんです。
のんびりした空気が流れる、美しい石畳の街。
けれど、霧が晴れた日の朝にしか道がつながらないから、外の人からは「霧の街」と呼ばれている。ただそれだけのこと。
誰も突っ込んでこないので、そのままにしています(笑)。
ハンドメイドマーケットという広い海の中で、たくさんのお店(霧)の中から、クリックしてむにがまを見つけてくれること。
それが「霧が晴れて道がつながる」ということ。
旅人さん(お客様)にとっては「霧」が最初のイメージだから、あえて入り口は「霧の街」のままにしているんです。
2. 「作家」ではなく「作品」に物語を宿す
よくある「ストーリー性のあるショップ」は、作家自身の苦労話や想いが主役であることが多いですよね。
でも、むにがまが選んだのは、「がま口そのもの」にストーリーを付けることでした。
一つひとつのがま口は、石畳の街に住む個性豊かな「住民」です。
私は作家として自分の物語を語るのではなく、街の店主として、新しく生まれてきた住民たちの紹介役(プロローグの書き手)に徹したいと思っています。
3. プロローグだけで止める理由
むにがまの作品紹介には、短い物語が添えられています。 でも、そこには登場人物の性別も、性格の詳細も、物語の結末も書いていません。
あえて「プロローグ」だけで止めること。
これこそが、むにがまが一番大切にしているこだわりなのですが……。
実は、『書くのが面倒』という単純な理由もあるのですが、それ以上に『書かないことでしか生まれない魔法』があることに気づいたんです。
どうして最後まで書かないのか。そこには、がま口を手にした旅人さんの「その後」に関わる、ある理由があります。
続きはこちらから裏通り9
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