2024/10/8
アンドレ・ブルトンの「シュルレアリスム宣言」から100年。
ということでシュルレアリスム100年としての特集上映がユーロスペースで。
「金で買える夢」
を観ました。
予備知識何もないけど、
お目当ては大好きな画家マックス・エルンスト出演!
しかも、巖谷國士さんのトーク付きといったら絶対観たい、と張り切って無事チケットがとれた次第。満席だったとのこと。
さて動いてるエルンスト、初めて観たがやはりかっこいい…。
ポートレートもちょっぴりナルシズム感じたもんな。
巖谷先生によると、エルンストは出たがりとのことで、今回の企画にもドキュメンタリー作品があるのでなんとか観に行きたいもの。
ということで今作のお話は、
他人の頭の中を見ることができる力に目覚めた男が、狭い自分の部屋で初めた珍商売。
人の悩みや不安、欲望を、夢として投影して見せる。その夢が、ひとつひとつオムニバスとなっていて、監督はハンス・リヒターだが、夢ごとに担当が変わって作品集になっているというスタイル。
目に新鮮な驚きのある夢のオムニバスだった。
部屋の壁にマン・レイの目、捲る画集にはエルンストの百頭女、音楽にジョン・ケージなど知れば知るほど顔ぶれが凄い。
いわゆる商業映画的なものではなく、美術館の映像コーナーでお目にかかるような作品。
正直ちょっと寝落ちしたけど、上映後、巖谷國士さんの解説が面白くあっという間の30分。
メモもないのでもう言葉にできないのだけど。
まさにシュルレアリスムを日本で私たちに紹介してくださった人である巖谷先生のトーク付き上映なんて、すごい機会が訪れるものだなぁ。
取材が入っていたようなのでどこかでまとめてくるといいのですが。