最後の調停の日


行く直前まで彼と電話で口論していた

『俺は絶対行かないからな!絶対に別れてやらない』








もぅきっと駄目だろう
アタシも行きたくないけど申し立てしている以上行かなくてはならなくて、仕方なく霞ヶ関まで向かった






待合室まで向かう時携帯が鳴った







『今日行くから、ちゃんと決めるから。少し遅れると言っておいてくれ』







嬉しさと緊張感がゆるんだのとで一瞬頭が真っ白になった






最初はお互い別々に呼ばれて話した






アタシの条件は、もちろん親権を得る事、養育費、親への借金返済

親の借金返済に関しては本来離婚とは別問題だが弁護士が上手くやってくれて裁判官からも組み込むのを許可してもらえた




彼の条件は、面会を月一にして欲しいとの事だった






正直月一なんて冗談じゃないと思って、半年に一回か一年に一回がいいと言い返した





しかしそこは向こうに条件をのんでもらうにも受け入れないと、と調停員に説得されてしまった





そこで2~3ヶ月に一度のペースで何かイベント事が有る時にはその都度考慮するというので了承してもらった





ホントに最後の最後アタシ達は部屋に呼ばれそこで初めて顔を合わせた




彼に会ったのは実に一年以上ぶりだった




相変わらずだらしない感じでほとほと何でこんな男と夫婦だったんだろうと思ってしまった


その反面夫婦という形が今日終わるという現実に『あぁいよいよ終わるんだ』と何とも言えない気持ちになった





終わって家裁を出ると彼から電話があった


日比谷公園に居るから最後に話をしようと言われた





アタシも憎しみでいっぱいで今まで居たのだが、今日でこの人との関係が終わると思うと最後に会っておこうと思った









昔みたいな彼

話し方や仕草も同じ

この感じがかつては好きだった



だけど夫として父親としては最悪だった



『俺達終わっちゃったな』




アタシは言った


『これからは娘を通しての関係だけどいがみ合うのは止めて父親と母親として会おうね』





せめてもの情けだった





これには彼も納得していた





彼は公園の売店でお菓子を何個も買ってアタシに持たせた



娘に渡してくれと






そして別れて娘を保育園へと迎えに行った

水曜日に検査結果を聞きに行く予定だったんだけど明日は遅番で時間がないので今日行ってきました




結果…癌はひっかからなかったぁぁキラキラ





今日の朝までは不安の溜息だったけど、今は安堵の溜息ばかりでています





色んな想像して精神的に不安な生活を送ってきたけど今日から安心して眠れます

でもホルモン剤の投与は今日から始まりますがガーン


今までは生理にならなかったり周期が遅くなったりだったんだけど、一ヶ月以上のタラタラ出血も怖いもんだ


何より彼氏が安心のあまり何度も『ありがとう』と言っていたのには笑えてしまいました




やっぱりもう一人、今度は彼との子供が生みたい

娘に兄弟ができたらいいなって思ってるから頑張って治療したいと思います






いやーホント良かったドキドキ

月一での調停

残りわずかな有休をどうにか調整して家裁へと足を運んだ



2回目以降はなんと彼が家裁に色んな理由をつけて現れなかった



アタシ一人だと調停もどうにもならない

5回目の帰りに弁護士に言われた







このままだと調停を一度打ち切りにして次は訴訟になると






そうすると時間も金も正直かかる







この期に及んでどこまで金がかからなければならないんだ

ホント疫病神としか言いようがない







相変わらず手紙ではちょっと口論になると脅しめいた内容でアタシを精神的に追い詰める





疲れた






ホント疲れた








そんな揉め事もさながらアタシは仕事と家事と育児を両立してて疲れさがハンパじゃなかったし、ホルモンバランスも崩れ生理が正確じゃなくなったり安定剤に頼る生活









抜けだしたい








こんなに大変なら離婚に向けて動かなかったら良かったのかとさえ思ってしまった









今日で最後の調停となる日はその年最後の12月だった