昨日は午前中から午後14時くらいまでは春の作戦会議を受けて、対応できること、改良できることをスタッフと協議して、その後は停滞気味の俳優たちと話すことに徹しました。
最近の私の呪文
「厳しくあれ。野心を持て。秀でよ。」
俳優たちに厳しくするのは私にとってはかなり難しく忍耐の要ることです。
言いたいことを言うだけなら、私の感情は吐け口を見つけて昇華できてスッキリするでしょうが、
目的はスッキリしたいわけではなく、彼らが自ら気づき、行動を変えると決心し、継続させることにあるので、言いたいことを言い放つだけでは何の効果も期待できません。
俳優とは何か、努力とは何か、役に立つとはどう言うことか、私たちが必要として助けとは何か、共に戦うとはどう言うことか、
新人はすぐに分かります。
素直だから。。わかってもそれを行動に移し、習慣化させ、自分のデフォルトできるかどうか、までの道のりを分かっていませんから、分かった!!って言ってくれますし、その瞬間は分かってるんです。
中堅になるとそうはいかない。
言葉だけで分かってるって言っても私も見抜いちゃうし、
本当に納得できない時は分かったって言わない方がいいってことは分かってるから、
納得できるまで、食い下がってきます。
言いたかったことは
逃げるな。周りを見よ。(比べるんじゃないよ。)自分へのベクトルからは答えは見つからない。
俳優は与えられた場で成果を、変化を見せなければ、評価してもらえない職業だと言うことを肝に銘じ、
今まで結果が出なかったことを今一度、振り返りなさい。
尊敬する俳優Aさんはあるドラマで自分の思い通りに動けず、NGを何回も出し、そのせいで撮影が夜中まで伸びた、その撮影の帰り道の公園で、NG連発したシーンを1人で何回も何回も納得するまで反芻したそうです。
たまたま共演者(有名な俳優さん)がその姿を見てて、翌日、ホテルのエレベーターで出会した時、「君は熱心なんだね」と声をかけられ赤面したそうです。
君はそんな経験があるか?
オーディションに受かれと言ってるんじゃない。一つ一つのオーディションにどこまで準備して、何をして、何を反省し、次に生かせるフィードバックをしたかってこと。
今までに受けたオーディション、もう一回やってもらったら結果が変わると言い切れるかってこと。
ミッシングピースはオーディションが多いから、麻痺してるとは言わないけど、
初めてオーディションに向かったときに何を準備して、その後、何を私に報告して、どんな気持ちになったか、もうきっとすっかり忘れてるんじゃない?私は覚えてる。
君があの頃と同じように、あの頃以上に準備してないことは、工夫してないことは、結果にこだわらないと言うより、気にしなくなってることは知ってる。それじゃ困ります。
そう説明しながら、心の中で
「厳しくあれ。野心を持て。秀でよ。」と叫んでた。
私は私に毎日、何回も語りかける
「厳しくあれ。野心を持て。秀でよ。」と。
今日は私が君に語りかけよう。
「厳しくあれ。野心を持て。秀でよ。」と。
これからは自分で自分に言い聞かせなさい。
「厳しくあれ。野心を持て。秀でよ。」と。
それでこそ、私たちは仲間です。
(本文と写真は関係ありません。若い!イワゴウサトシ!)