夏が終わろうとしている。
気温が35度をこえなくなった、、、
しかしまだ30度を超える日が続いているからまだ夏なのだ。真夏日なのだ。
台風が秋を連れてきそうだが、まだかろうじて夏なのだ。
夏期講習もまだ終わっていない。
まだまだ登りたい天王山。
夏休みに入り、自習室の主になるべく毎日朝から晩まで塾に通った息子。
日のあたり方からエアコンの効き具合、友人の分布を把握し、自分にとって快適な居場所(席)をみつけた夏。
主というには貫禄が足りないが、妖精ぐらいにはなれたのではないだろうか。
勉強している雰囲気にもなってきて、親がひくほどではないが、受験生っぽい夏を過ごした。
9月のはじめにある塾の模試で引き続き国立を目指すのか、理科1科目にして私立一択にするかの判断をする。
その模試に向けてまた1段階ギアをあげたようだが、どうも理科の仕上がりがやばい、全然ダメみたいだと、あのお気楽楽天家の息子がはじめて不穏なことを言い始めた。
さすが、天王山。
簡単に登頂を許さない。
しかし、これも息子なりに本気で勉強した成果だろう。
勉強すればするほど、勉強できていない部分がわかってきて、今までなんとなく基礎はできてるんじゃないかと思っていた甘い考えが崩れ去ったということである。
「できないこと」がわかったのである。
高3の夏に。
真夏なのに寒気が襲ってくる進捗具合だ。
朗報といえば、この夏、英語と数学をとにかくがんばった、ということ。それがどれだけ模試の成績に反映されるのか、、、
よければそれにこしたことはないのだが、ダメだとしても、中学生の頃から再三伝えているつめの甘さをいやというほど実感できていいのではないかと思う。
ぜひ腹の底から後悔して、生まれ変わったように残りの受験期をやりきってほしい
と、天王山はロッククライミングの様相を呈してきたが、さらにいまさら英検のスコアをとらなくてはいけなくなった。
息子は理系の工学系なので、立教大学にお世話になることはないから(私の中で英検といえば立教)、とりあえず2級とっとけばいいや、と思っていたのに、受験しようと思っていた私立大学が英語を全て外部試験にするということで、スコア獲得のため、ここにきて準1級を受験することにしたのだ。
合否は問わず、スコアだけの反映なのだが、その点数が2級だと満点近くとらないといけなくなるので、総合格点の高い準1級にかけることにしたのだ。
1次、2次合わせたスコアがほしいため、はじめてscbtで受験する。
今まで塾会場の英検しか受験したことがないのに、、、
近くの会場は9月がいっぱいだったため、10月の受験になった。
scbtの仕組みを全く知らなかった私は、受験した次の日ぐらいに合否がわかると思っていたのだが、11月にならないと発表されないという、、、、
マーク式なのに1ヶ月も合否の発表に時間がかかるのはなぜだろう。
記述部分の採点に時間がかかるのだろうか?
これだけ高校や大学の入試に英検が使われるなら人手を増やして対応していただいて、さくっと合否をだしてほしい
英検は配点がわからないので、自己採点もできないのでは?
となると、11月の発表をうけて、目標スコアに達してなかったら、またscbtを予約するのか?、満席だったら試験は12月?で、合否発表が1月、、、
英検英検と高1のときから言われてきたことがやっとわかった。
英検のおかげで親までもがつめがあまかったことが判明。 腹の底から後悔している。
しかし、はたして息子が高2で準1級とれたか、といえばかなり難しいだろう、というかんじなので、親子共々、己の不勉強を反省するしかない。
ということで、MARCH以上の大学を受験する予定の高1、2年生は、とにかく英語をがんばって、英検準1級をとっておくのが得策である。
と、受験の先輩ぶって書いてみたが、
受験成功ママにこのことを話してみると、サラリと、
スコアは2350以上が目安ですよね、と当たり前の常識中の常識、ぐらいなかんじでおっしゃっていた。
8月の終わりにしっかり焦り、反省をする。
9月は英検の勉強。
そして数学。
そして、理科をどーにかする。
今のままでは理系と名乗れない。
自習部はこれからが山場だ。
夏の山を勝手に秋に動かす受験生母。