さて5月も半ば。
GWは塾が全面休業に入るので、息子は自宅で猛勉強。
、、、とはもちろんならなかった。
引退まであと少しということで、
毎日朝から晩まで部活に明け暮れ、勉強の習慣がここにきて総崩れときた。
小学生からの積み重ねがたった10日間であっという間に跡形もなく消え去るとは、つくづく人間って易きに流れていくものなんだと痛感した。
もちろん、4月の模試の結果は散々で、
塾の保護者会でも国立理系をいつまで目指すのか、遅くても7月までに決定せよ、とプレッシャーがかかる。
ところが当の息子は
でもいける気がする。と相変わらずニコニコしながら言う。
いや、「いけない」よ
、と心でつっこみながら、
部活での青春を謳歌する息子をいいなぁ、とも思うここ最近である。
私もすっかり勉強させる習慣がぬけてしまったようだ。
いや、そもそも高3生に「勉強させる」なんてことが無理な話で、母の影響力は下がるばかり。
私の目の届かないところで息子はどんどん成長して、のびのびしているのだから、きっと喜ばしいことなのだ。
と、これから本番を迎える受験がこわすぎて、穏やか母を演じて現実逃避している。
昨年の進路別得点表をみるとギリギリGMARTH合格圏にひっかかっていることが唯一の救いだ。
ほとんど、というか、全く勉強してるようにみえなかったのに、これぐらいとれるもんなのか、と、
では、勉強すれば国立に、、、と一瞬妄想してしまう。
しかし、それは本当に妄想で、
きっと、もっと勉強できないにちがいない、と気を引き締め直す。
表によると昨年、息子の今と同じくらいの成績で国立理系に合格した子は10%ぐらいいる。
この10%の子は部活を引退して必死に勉強ができた子なのだろう。
大概の子はそこまで勉強できないのだ、となんかうすうす感じてきている。
その「大概の子」にもれなく息子は入っていると思う。
この予感が正しいのかはあと10ヶ月後にわかる。
予感が外れることを祈るばかりだ。