後期受験に向けて最後の力を振り絞って勝負に向かわれている皆さま。
本当に尊敬いたします。
国公立大の2次試験を受験している、というだけで、私はもう平伏してしまいます。
どうかどうか最後の最後まで戦い抜いてください。
ご武運をお祈りしております。
そして、我が息子は、今日から浪人生活突入でございます。
私の予感がぴったり的中いたしました。
全落ちでございます。
まさか、ではありません。
想定内どころか、ど真ん中。
思い起こせば、あれは2024年12月。
もう数年前かと感じるくらい過去のこと。
共テの予想問題をガンガン解きまくって、今日は8割いった!とか、7割、、、終わった、、、とか、言っていたなつかしい夢と希望にあふれた時代から一転。
共テ本番終わって自己採点して、息子ははじめて受験の厳しさを知ったのだ。
終わった。
息子が目指していた大学は足切りがある。
私立に全振りしよう、と切り替え、連日過去問を解きまくる息子。
共テの点数をみて、全落ちの覚悟を決めた私。
なにしろ滑り止めは受験しない、という出願なのだ。
共テがこれではとても戦えない。
共テが振るわなかった、と考えたいが、実力と捉えた方が現実的だ。
ダンナに覚悟をしとこう、と話しておいた。
私立前期がダメだったあと、後期に受験する大学のレベルを下げることを提案してみたが、却下。
そして、見事にきれいに全部不合格をいただき、
迷うことなく浪人生活にはいったのだ。
覚悟をしていたとはいえ、周りのお友達の素晴らしい合格の数々を耳にすると、さすがに発狂しそうになった。
同じ部活だったよね、、、
なんなら息子よりあとに塾に行き始めたはず、、、
え?塾なし?
遊んでるようにみえたあの子は難関国立?
2月は全てを投げ出して放浪したくなる衝動を抑えに抑えて、試験に出発する息子を見送った。
息子は前しか見ない性格なので、最後の結果がでて少しは残念な気持ちもあったようだが、終わったことは仕方がない、と落ち込むことはなかった。
でも、、、
次はどうするか?
次はどうするって、、、
私からすると選択肢はない。
さっさと3教科(数英物)の基礎を完璧に仕上げる、これしかないではないか。
ところが、ここにきて、縁を切ったはずの過去の人、国公立大への想いが再燃してきたのだ。
いけない!いまさら夏から一切手をつけていない、化学と地理をやるなんて無謀すぎる!
私立全落ちしてもまだ目が覚めないのか‼️
というようなことを優しい口調で伝えてみたが、
息子は自分が努力したら振り向いてくれるかもしれない、と淡い期待を捨て切れない。
浪人するなら!という気持ちはわかるが、また去年のように、やっぱり間に合わないと夏に科目数を減らすようなことはもうあってはならない。
でも、理系の最高峰の私立を目指すなら、どうせ化学はやらないといけない。 なら国公立でもよいではないか。
と話がまとまらないでいたところに、
1浪した先輩の合格の一報がはいる。
なんと念願の早慶に合格したというではないか。
現役の時は日東駒専に合格をいただいたが、どうしても諦め切れず、浪人を選択。
偏差値が伸び悩み苦戦しているときいていたのに、見事志望していた学部に合格したという。
素晴らしすぎる、、、
そして息子はこの先輩のことを小学生のときから尊敬していて、この先輩を追いかけて同じ高校にいったのだ。
先輩に相談してみる!と息子は言い、
どんな大学生活を送りたいかイメージして、それに向かって努力するのが一番だ。って。
と、勝ち組の真っ当な言葉を目を輝かせながら、朝一で報告してくれた。
成功者の武勇伝にすっかり感化され、国公立大を目指すことに決めた!と学力はわからないがやる気だけは充分な浪人が誕生した。
科目数が増えれば、塾費用も増える。
これが第一志望の私立大の授業料だったらどんなにいいかと思いながら、塾代を送金し、息子は正真正銘の浪人生となった。
浪人初日。
塾は午後からなので、スタバにいって勉強する!と、おにぎりと水筒を持って、朝はりきってでかけていった。
スタバで集中できなかったらしく、明日からは図書館にいく、とLINEがくる。
勢いあまって、駅に個室ワークスペースもあるみたいよ、と言ってしまう。(もちろん有料)
いいかんじのホームページにくいつく息子。
でも、有料だから、やっぱり図書館にするよ、とちょっと親の懐を気遣うことができるようになったらしい息子。
さて。来年の今頃は、どうなっているだろうか。