1990 ×月×日
「おう ちょっと休んでこっちでお茶のまんか?ずっと動きぱなしやんか」
「はい ありがとうございます じゃあ少しお言葉に甘えていただきます」
「うん そうないしや なんぼ若いっていってもしんどいやろ?」
「いえ 動いてる方がなにかと忘れて楽ですから」
「そうかそんなもんか。ここで稼いでなんかしたいことあるんか?」
「夢があるんです。彼女に今は弾けないけどギターを飾ってあげたいんですよ」
「ギター? そんなん普通にバイトしたらすぐにかえるんちゃうか?」
「はい でも自分を痛めつけてその苦しさを感じながらのほうが自分はいいんですよ」
「?なんやそれかわってるなーまあそれもええ若いうちはなんでもしたらええ」
「それでいつか年取ってその時におもいだしたらええんよ 笑い話になってね」
「はい いつか人はひとりになって思い出の中に生きていくんだとおもいますから」
「せ」めて夢だけでもみたいですもの。。。たとえ悪夢でも・・・心地よければそれでいい」
「うん それでええ がんばりや 」
「ありがとうです。」
サメナイアクムのナカ コノトキハヤスラギヲモトメテイタノカモシレマセン