筆者は、アメリカでも山本は故障しないと予測した。

中5~6日登板で、100球以下のマウンドを続け、なぜ肩の炎症が起こるのか。

ネット以上の近い情報は持たないので、理由はわからない。

ともかく、筆者の予想外れである。

 

マウンドやボールの違和感は全員持つ。それを最も解消できる可能性が、彼の正対投法だ。

ただ違和感を解消する際に、必ず無意識の調和をとる。それは脳からシグナルを出し正しい理論に合わせる作業で、シグナルが筋組織に何らかの修正を行っていたとしか思えない。

 

言い換えれば、山本が正しい正対投法を習得していなかったことになる。まだ捻り動作が加わっていたのだろう。

トミー・ジョン手術後、正対投法に挑戦した桑田真澄は、「2年ほど取り込んで、やっとこんなもんではないかというレベルに達した」と後述している。

 

アメリカの登板は難しい。