当コラムは「又聞き」が情報源で、一時取材ではないことを確認します。

加えて、規約等事実と違う点があるかもしれません。ご容赦のほどお願いします。

 

*以下コラム

 

大谷氏の身分は、日本シリーズ終了後7日以降、球団所属ではなくなる。

その1週間、球団はMLBへ提出する資料作りに忙殺された。具体的に聞いていないが、相当量のデータを英語で作成する。

これは保有球団の義務で、選手のため完璧な仕事に取り組んでいた。

 

一方大谷氏としては、代理人、通訳など個人スタッフの選定を行っていた。

代理人の情報は、MLB行きを早くから決めているため、各方面から情報を集め自身で決めた。

通訳については、希望する人物が球団職員のため、退職の必要がある。

ファイターズ球団は、スタッフも基本1年契約なので年末まで所属職員だが、選手の希望であれば特に問題なく退職手続きを行う。

これがファイターズ球団の基本方針で、所属選手の希望に添って、実務のみ行う。

 

大谷氏の動向は、球団関係者の耳に入るが、球団としては情報提供やアドバイスを行わない。

個人的に交流のある職員に相談があれば、個人の責任で応じることは妨げない。

 

事実は、大谷氏は代理人と通訳選定について、自主的に進め、球団関係者は相談を含めてほぼ関与していない。通訳については、すでに当事者間で話が進んでおり、球団は結論のみ知った。

ファイターズ球団には、アメリカなどの選手を獲得するために、法的瑕疵のない契約書を英語で作成できる職員が複数いる。

彼らアメリカ通から、通訳件マネージャーを大谷氏がなぜ指名しなかったのか疑問だ。

球団にとって欠かせない人物であっても、職員の意思が明確であれば球団は慰留しない。

このような職員が、あの代理人?あの通訳?あの球団?・・・と感じることはあっても、自ら進言することはなかった。

これがファイターズ球団関係者の基本姿勢でもある。MLBの厳格な規定と発生する責任を熟知しているため、友人大谷のために話し相手になる以上関わらない。

正式に通訳として個人契約すれば、仕事に全責任を負う。

 

昨今、通訳や代理人の行動が問題になっているが、極論は大谷氏の判断ミスである。

身近な球団関係者に、事の是非や立ち位置をわきまえた人物が複数存在するのに、1名でも信用できなかったのか。

人生をかける相談のできる相手を見抜けなかった、大谷氏の資質が明らかになった。

 

彼の人柄、知識、行動理論について評価が高く、事件の被害者であることに異論はない。

ただ他人の本質を見抜き信用する能力が、十分だったのか。

 

高い授業料ではあるが、大谷氏の場合切り抜けられる範囲で幸いだった。

 

 

(ファイターズ試合前風景)