骨盤、肩の線を並行にして、相手に正対します。
骨盤を上向きに安定させ、投球の手を引きます。
肩の上下を使って投げます。反対の手は、自然に前から引く正対運動になります。
投球後は、自然に腕が反対側に向いても構いません。真下へ下ろすと不要な筋力がかかります。
スナップは必要に応じて使います。
一連の運動で、必要な筋以外は使わず、脱力状態で自然の流れに任せます。
これを習得すれば、運動の力が集中し、不要な筋に故障は起こりません。
捻り投球とほぼ同じパフォーマンスが発揮できます。
山本由伸の槍投げトレーニングは、この正対投球に非常に近いと感じています。
勘違いしていけないのは、槍投げ競技は捻り運動です。
アメリカ野球のオフに、アメフト投球トレーニングがあります。足は前に踏み出しますが、これもリリースの瞬間は、肩と骨盤の向きは正対投球に見えます。
ただ、正対運動は日本伝統の身体運動で、西欧民族のトレーニングとどのような共通性があるかはわかりません。
次の機会に、正対打打撃を自己身体実験してみます。