日本やアメリカの常識や法律を柱にしても、見えないことばかりだ。
マフィアの体質を前提にすれば、疑問と仮説が整理できる。
まず水原氏がギャンブル依存症か?
彼は日本のファイターズ球団で過ごしたが。その間、ギャンブルにより年収以上の借金で周囲に迷惑をかけた話は、関係者から出ていない。
アメリカでの通訳は大谷氏が指名したことになっている。
ただ水原氏は当時ファイターズ球団職員であり、世界の宝としてアメリカへ向かう大谷氏に心理不安定な水原氏をつけるとすれば、球団は組織としての責任上、ストップをかけたはずだ。
これがファイターズ球団の体質で、もし水原氏がギャンブル依存症だとすれば、アメリカへ渡って突然発症したということになる。
そこでマフィアの定石から見る。
まず水原氏のギャンブル依存症に大きな疑問符が付く。胴元の弁護士が言っているからだ。
マフィアの常識では、まず何らかの方法で水原氏へコンタクトを取り、ギャンブルの道へ誘う。当初若干のもうけを与え、負けが込むタイミングで何らかの貸し、弱みを作る。
例えば、大谷翔平の現状、体調などについて軽い会話を録音し、脅しの材料とする。賭けの情報を漏らした事実だ。逃げられない状況を作り、負債を増やしていく。
負債の回収だが、パスポートや免許証のコピーなど簡単な証明によって、大谷名義の裏口座を作り、送金すると同時にマネーロンダリングを行う。こういった闇の方法もマフィアが伝授する。
つまり、勧誘、儲け、損失、貸し、脅しによって抜けられない状況を作り、多額の金銭を巻き上げる。
何の特殊性もない、マフィア通常の方法論である。
水原氏は生来の嘘つきではない。マフィアに絡め取られることによって、その場しのぎの発言が二転三転しているだけの話だ。こういった弱さもリサーチ済みだろう。
本当のことを言えば、どうなるかは本人が最もよく知っている。加えて、大谷氏が無傷で済まないことも匂わされている。
事象のベースさえ切り替えれば、多くの疑問が解決できるし真相も見えてくる。
あくまで仮定の羅列に過ぎない。ただ考察より思索が有効な場合もある。