ヨーロッパ流。
前回の「モン・サン・ミシェル序章」からの続きです。
モン・サン・ミシェルは「聖ミカエルの山」という意味で、旧約聖書に記されている「大天使・聖ミカエル(Archangel Saint Michael) 」のフランス語読みがサン・ミシェルです。
708年、アヴランシュ司教オベールが夢のなかで大天使ミカエルから「この岩山に聖堂を建てよ」とのお告げを受けを3度受け、大天使ミカエルのお告げが本物であると確信して、ようやく礼拝堂を作ったのが始まりだそうです。
966年にはベネディクト会の修道院を島に建て、これが増改築を重ねて13世紀にはほぼ現在のような形になったようです。
中世以来、カトリックの聖地として多くの巡礼者が絶えません。
Photo: © La Mere Poulard
そのため、塔の頂きには「大天使・聖ミカエル」の金の像が奉られており、ここは「聖ミカエル」の聖地として長らくそして多くの人達に知られるようになったわけです。
Photo: © La Mere Poulard
このようにモン・サン・ミシェル(Mont Saint Michel)は、湾上に浮かぶ小島に築かれた修道院ですが、カトリックの巡礼地のひとつでありながら、1979年「モンサンミシェルとその湾」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録され、1994年10月にはラムサール条約登録地となりました。
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