ヨーロッパ、飲料水ってどうなの? | ヨーロッパ流 plus A to Z

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~ヨーロッパ旅のヒントを中心でしたが「よもやまブログに〜」

ヨーロッパ流の旅、準備はしているものの連載で更新できないのは、私がバタバタとしているからなのですが、できるだけ集中して連載にするよう頑張ります。

さて今日は、ヨーロッパの飲料水についてのお話です。
まず最初に、水道水は基本的に飲まない。これはヨーロッパを旅行する人にとって鉄則です。
先進国なのに?という疑問があるかもしれませんが、日本の水道水は軟水でヨーロッパは硬水であることがほとんどです。
軟水になれている人が、いきなり硬水を飲む事で体調を崩される事もあるようです。

ヨーロッパでは常識なのですが、ミネラルウォーターは殆どがスパークリング(ガス入り)です。
したがって、レストランなどで単にミネラルウォーターを注文するば、ほぼ間違いなくスパークリングが提供されます。
ヨーロッパのどの国にもあるわけではありませんが、エビアン(Evian)、ヴィッテル(Vittel)(両方共にフランス)といった銘柄を指定する方法もあります。この2つはスパークリングではありません。

イタリアではフリッツァンテ(Frizzante)がスパークリングです。
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余談ですが、イタリアのスパークリングワインはスプマンテ(Spumante)と呼ばれるものですが、普通の白ワインで、フリッツァンテ(Frizzante)と記載されているものもあります。これはスプマンテほどではありませんが、微発泡の白ワインです。
プロセッコ(Prosecco)は同じくイタリアのスパークリングワインですが、産地がヴェネト州であるものが、そのように呼ばれています。
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水はアックア(Acqua)と言います。

ドイツ、オーストリア、スイス(ドイツ語圏)ではヴァーサミットコーレンゾレ(Wasser mit Kohlensäure)がスパークリングのミネラルウォーターです。ヴァーサミットでも通じます。また、ガスなしは、ヴァーサオーネコーレンゾーレ(Wasser ohne Kohlensäure)と言いますが、ドイツでは微炭酸であることも少なくありません。微炭酸も嫌という方は、先の商品名でエビアン(Evian)、ヴィッテル(Vittel)など置いてないか聞くとよいでしょう。
水はヴァーサ(Wasser)と言います。

フランス、スイス、ベルギー(フランス語圏)ではローミネラルガズース(L'eau minérale gazause)がガスなし、ローミネラルサンガズース(L'eau minérale sans gazause)がガス入りです。
水はオー(Eau)ですが、定冠詞を付けてロー(L'eau)と発音しないとフランスではまず通じません。
ちなみに、シャンパン、シャンペン(Champagne)と呼ばれるスパークリングワインですが、フランスのシャンパーニュ地方で生産されるもののみシャンパン(Champagne)と呼ばれます。
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発泡性、スパークリングの総称のように使われるケースがありますが、それ以外のものはシャンパンとは呼びません。
例えば、イタリアでは前日の通りですし、ドイツ語圏では「ゼクト(Sekt)」、スペインではカバ(Cava)<主にカタルーニャ地方>など各国で異なります。

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